必要なのは、真実以外?第81回ゴールデン・グローブ賞2部門受賞『落下の解剖学』本編特別映像が解禁!

(C)2023 L.F.P. – Les Films Pelléas / Les Films de Pierre / France 2 Cinéma / Auvergne‐Rhône‐Alpes Cinéma
1月12日(金)

第76回カンヌ国際映画祭で<最高賞>パルムドールを受賞、アカデミー賞の行方を占う重要な前哨戦ともなる第81回ゴールデン・グローブ賞では、並み居る競合を抑え、脚本賞と非英語作品賞の2部門を見事獲得!本国フランスでも瞬く間に動員130万人超えの大ヒットを記録するなど、本年度の大注目作『落下の解剖学』より、逃れられない現実を突きつけられる本編特別映像が到着した。

人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)に殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ〈真実〉が現れるが――。カンヌ国際映画祭で審査員長を務めた奇才リューベン・オストルンド監督から「強烈な体験だった」と破格の称賛を得たヒューマンサスペンスが、いよいよ日本上陸する。


不審な転落死を遂げた夫の死因は、事故か自殺か他殺か──警察の捜査の結論はいまだ出ていない中、妻サンドラは、過去付き合いがあった弁護士のヴァンサン(スワン・アルロー)に助けを求める。やがてヴァンサンから淡々と伝えられる、客観的事実。「現場にいたのは君だけ、それに君は彼の妻」「君が寝てる間に誰かが来て殺したと、主張するのは無理があるだろう」―それを聞いたサンドラは「待って、私は殺してない」と思わず口を挟むが「問題なのはそこじゃない」と一蹴、自身から夫殺しの容疑を晴らすために必要なのは<真実以外>であるという逃れられない現実を突きつけられるシーン映像となっている。

落下の解剖学』本編抜き「疑惑」

主人公サンドラ役には、本年度映画賞レース主演女優賞の最有力候補となっているザンドラ・ヒュラー。カンヌで国際批評家連盟賞を受賞した『ありがとう、トニ・エルドマン』(16)など、演技派で名高い彼女は、作家としての知的なポーカーフェイスの下で、底なしの冷酷さと自我を爆発させる圧巻の演技で、観客を一気に疑心暗鬼の渦へと引きずりこむ。

2/23(金・祝) TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー!

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