花のようなエレ

1951年夏、南仏の寒村。休暇でもどってきた17歳のファブリスは、年下の男との情事にふける母と、インドシナ戦争から帰還して酒浸りになっている兄の姿を見る。そんな実家の現状に耐えられず山歩きに専念するファブリスはエレというひとりの少女と出会う。精神薄弱で言葉もしゃべれないエレだったが、その無垢な美しさにファブリスは惹かれてゆく。だが、エレが多くの村人に身をまかしていると暴き、自らもエレを襲おうとした後で兄が滝に飛び込んで自殺した事からファブリスの心に変化が起きる……。

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