ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット
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原田要さんは、今年の8月に99歳になる最後の零戦パイロット。長野中学(現長野高校)を中退して、海軍航空隊のパイロットとなる。彼の空の闘いは中国本土の南京爆撃からハワイ、セイロン島、ミッドウェイ、そしてガタルカナルへと広がっていった。戦闘機乗りがみた“南京虐殺事件”の真相。成功の影で隠蔽されてきた真珠湾攻撃の悲劇「ニイハウ島事件」の解明。運命の海戦から空の消耗戦へと次第に傾いていく日本の戦運。戦時下の日本軍人の生き様と零戦神話を支えてきたパイロットの技量。そして戦後70年を経ても続いている生き残った者の悲しみが原田さんを始めとした日米双方の元軍人、日系ハワイ移民二世、学芸員たちのことばで私たちに語られていく。