もらとりあむタマ子
(C)2013「もらとりあむタマ子」製作委員会
東京の大学を卒業したものの、父がスポーツ用品店を営む甲府の実家に戻ってきて、無気力な日々を送るタマ子。「就職活動してるのか?」という父の言葉に「その時が来たら動く。少なくとも今ではない!」と威勢がいいのか悪いのかわからない啖呵を切るが、秋から冬、そして春から夏へと季節が移りゆく中、タマ子の気持ちにも少しずつ変化が現れていく。
履歴書を書き、就職への意欲を少しだけのぞかせるようになるタマ子。そんな矢先、父に再婚話が持ち上がり、彼女の心は激しく揺れる。口を開けばいつも言い合いばかりしている父と娘。でも本心では、父は奔放な娘を愛しく思い、娘は不器用な父を思いやっている。
モラトリアムな毎日を過ごすタマ子が、ゆっくりと新しい1歩を踏み出す四季の物語。
- 公開日
- 2013年11月23日(土)
- 監督
- 山下敦弘
- 脚本
- 向井康介
- 音楽
- 星野源
- 製作年
- 2013
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 78
- INTRODUCTION
- トップアイドルグループAKB48のセンターを務めてきた前田敦子が、新境地に挑戦する。その最新主演映画が完成した。本作ではボサボサ頭で毎日がほぼジャージ姿、家事を手伝うこともなく、自堕落な日々を送るタマ子を演じる。監督は、「マイ・バック・ページ」の山下敦弘監督、6年ぶりのオリジナル作品である。脚本は『ふがいない僕は空を見た』の向井康介。また、星野源が主題歌として「季節」を提供している。、くすっと笑えてほろっとする本作のエンディングを飾っている。
- STORY
- 主人公のタマ子は、東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家事もせず、家業のスポーツ用品店も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝食っちゃ寝の毎日。ニートというよりもまるで引きこもり。「就職活動くらいしろ!」という父親の言葉にも「いつか動く!でもそれは今じゃない!」と意味不明な言葉で自分を肯定しつつも、ようやく書いた履歴書の応募先は芸能プロダクション。それでもタマ子を応援せずにはいられない父……。
- CASTING
- ●前田敦子 1991年7月10日生まれ。千葉県出身。主な出演作は、「あしたの私のつくり方」「伝染歌」(07)、「那須少年記」(08)、「苦役列車」「劇場版 私立バカレア高校」(12)、「クロユリ団地」(13)、「ピカチュウとイーブイ☆フレンズ」(13)など。 ●康すおん 1959年7月24日生まれ。大阪府出身、主な出演作は、「東京マリーゴールド」(01)、「KT」(02)、「HAZAN」「リアリズムの宿」(03)、「ヴィタール」(04)、「キャッチボール屋」(05)、「松ヶ根乱射事件」(06)、「マイ・バック・ページ」(11)など。 ●鈴木慶一 1951年8月28日生まれ。東京都出身。主な出演作は、「うずまき」(00)、「チキン・ハート」(02)、「座頭市」「1980(イチキューハチマル)」(03)、「ハヴァ、ナイスデー」(06)、「赤い文化住宅の初子 」(07)、「60歳のラブレター」(09)、「アウトレイジ」「ゲゲゲの女房」(10)、「聖☆おにいさん」(13)など。 ●中村久美 1961年5月30日生まれ。東京都出身。主な出演作は、「模倣犯」(02)、「欲望」(05)、「半分の月がのぼる空」(09)、「白夜行」(10)、「終の信託」(12)、「飛べ!ダコタ」(13)など。
- 配給会社
- ビターズ・エンド