ファインド･アウト

一年前、何者かによって拉致、監禁されたと訴えるジル。しかし警察による大規模な捜査にも関わらず、事件の証拠は何ひとつ見つからなかった。 昔から彼女がもつ重い心の病からくる虚言症と断定され、事件の幕は閉じられた…。 しかしジルはその日以来、常に犯人に付け狙われているような不安と隣り合わせで日々過ごしてきた。 そんなある日、市街地での夜勤から帰ると妹のモリーが失踪し、彼女は戦慄する。今度は妹が拉致されたと確信する彼女は再び警察に訴えるが、誰にも信じてもらえない。孤立無援の中、決死の覚悟で妹捜査へ乗り出す彼女は、事件の恐るべき真実に迫っていく―。 果たして犯人は存在するのか。それともすべて彼女の嘘なのか―。