人類資金

(C)2013「人類資金」制作委員会
10兆円で世界のルールは変えられるのか?阪本順治×福井晴敏の『亡国のイージス』のコンビがおくるエコノミック・サスペンス大作。 相棒のヤクザ酒田と組み“M資金”詐欺を繰り返していた真舟の前に、石優樹と名乗る男が現れる。「“財団”の人間があなたを待っている」と告げる石。“財団”とは、日本国際文化振興会。その前身は、日本国際経済研究所という、真舟の死んだ父が残したメモに書かれていた組織と同じ名前だった。石の言葉に導かれるように財団のビルを訪れた真舟を、防衛省の秘密組織の一員である高遠美由紀と部下の辻井たちが襲う。すんでのところで石に助け出された真舟は、Mはどこにいるのかと叫ぶ美由紀を振り切り、その場から逃げ出す。 翌日、石に伴われ連れて行れたビルで、真舟は本庄一義という男からM資金の強奪を持ちかけられる。盗み出す金額は10兆、報酬は50億。しかしその提案の真の依頼者は、『M』と名乗る謎の男だった。かつては日本の復興のために使われていたが、今やカネでカネを買う投資ファンドに成り下がったM資金。それを盗み出し、マネー経済の悪しきルールを変えたい―。そう語るMにとまどう真舟だったが、多額の報酬とM資金の秘密に興味を持ち、計画に乗ることを決意する。

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