空の境界

水泳競技場の事務職員として働いている澤村悠子は、ジュニア時代有望な飛び込み選手だったが、8年前から飛び込みができなくなる。ある日、悠子は恋人の笹原からプロポーズされるが、受け入れられず、その理由が自分でも分からずにいた。そんな中、悠子はメンタリストである“響翔”のカウンセリングを受けることに。飛び込みができなくなった理由、そして結婚に踏み込めない理由は、8年前に起こったある事件がトラウマになっていたのだ。それは、悠子の義兄･駿介が、義父・徹を殺害したものだった―。