R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私
(C)吉本興業
新潮社主催の文学賞「R-18文学賞」大賞受賞作を竹中直人が映画化。女性の「ひみつ」を、優しくもやるせない映像で見つめていく。
自らを縄で縛る“自縛”を密かな趣味にしていた百合亜。しかし、恋人の持田にバレてしまいふられたことが原因で、以降“自縛”を封印していた。それから5年後、27歳になった百合亜は広告代理店で働いていた。中途入社で年上の部下と、頼りにならない上司にはさまれた百合亜は、大きなコンペをひかえ、ストレスから再び縄を手にしてしまう。同時に、自縛ブログを始めた百合亜は、40代半ばで女装自縛マニアのW氏と知り合い、交流を深めるうちにヒートアップ。その行為も、徐々にエスカレートしていく。