先生を流産させる会
(C)2011 内藤組
2009年に愛知県の中学校で起こった実際の事件をモチーフに映画化。
ある郊外の女子中学校教員・サワコは、難しい年頃の生徒たちや子供に過剰な愛情を注ぐ父兄らに手をこまねながらも、時に厳しく教え子たちを指導していた。そんなサワコ先生が妊娠した。それは思春期を迎えて揺れ動く女子生徒たちにとって、大きな事件だった。サワコの妊娠に反発を覚えた生徒たちは、ある会を結成する。その名は──“先生を流産させる会”。早速サワコに嫌がらせを始める彼女たち。理科室で薬品を盗み、サワコの給食に混入したりと、嫌がらせはエスカレートしていく。罪の意識が希薄な彼女たちと大人として、そして母親として毅然として立ち向かうサワコだったが…。