王様とボク
(C)2012「王様とボク」製作委員会
18歳の誕生日の夜――。ミキヒコはふと、6歳の頃に不慮の事故に遭って以来、昏睡状態で眠り続けている同級生・モリオのことを思い出す。
その後、長い眠りからモリオが目を覚ましたことをニュースで知ったミキヒコは、恋人のキエと病院まで会いにいくが、12年ぶりに再会したモリオは、身体が18歳の青年に成長したものの、心は6歳当時のままだった。受験のために予備校に通い、次第に大人になっていく自分に、どこか不安や戸惑いを感じていたミキヒコ。ピュアな心を持つモリオの姿を通して、彼は自由気ままな王様のように振舞っていた、少年時代に想いをはせていくのだった…。