かぞくはじめました

ホリー･ベレッソンは、親友アリソンが紹介してくれたブラインドデートの相手を待っていた。彼の名前はエリック･メッサー。アリソンの恋人ピーターの親友だ。1時間遅刻して、くたびれた普段着で現れたメッサーはドレスアップしたホリーにバイクの後ろに乗れと言う。レストランの予約はもちろん何の計画も立てていない。更に他の女からの電話でこのあと会う約束をする始末。彼らのデートは数分で終了となるのだった。それから暫くして、ホリーは念願のレストラン経営に乗り出し、数年後には店舗を増やす予定と順調。ある日、アリソンとピーターが事故で帰らぬ人となり、一人娘のソフィーが遺された。夫妻は遺言でソフィーを一緒に育てる共同後見人としてホリーとメッサーを指名していたのだ。親族に引き取り手もなく、二人は大切な親友の最後の頼みに応えることを決意、夫妻の家に引っ越す。その日から共同生活という名の闘いが始まるのだった。