洋菓子店コアンドル
(C)2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会
十村遼太郎は、洋菓子専門学校の講師をしながら、ガイドブックも複数出版しているスイーツ評論家。彼は、東京で評判の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”に時々訪れる。ある日、臼場なつめは、東京でパティシエ修業中の恋人・海 千尋を探してこの店に辿り着いたが、オーナーでシェフパティシエの依子にそんな人いないとあしらわれてしまう。そこで、行き場のない臼場なつめは、この店で働かせて欲しいとお願いするのだった。店で働きはじめたなつめ。ある夜、事務所で一枚の写真を見つけた。そこには依子とジュリアン、そして十村が写っていた。「その人は元伝説のパティシエ、十村遼太郎。10年前まではトップパティシエだったの…国際コンクールで何度も優勝してるのよ」 なつめは、十村がパティシエを辞めた理由を尋ねるが、依子は真相を明かさない。そして、海との再会。だが、海はすでに彼女を連れていた。ショックを受けるなつめは、仕事に打ち込む決心をするのだった。