空気人形
(C)2009 業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会 写真/瀧本幹也
ファミレスで働く秀雄は、空気人形と暮らしている。彼は人形のために二人分の食事を用意し、風呂に一緒に入る。そして、プラレタリウムを見ながら空気人形に語りかけ、同じ布団で眠るのだ。ある朝、秀雄が出かけると、人形はゆっくり起き上がり、窓辺に向かい「キレイ」と呟いた。街に出た人形は、いろいろな人に出会っていく。その日、人形が最後に出会ったのは。れんたるびでお店で働く純一。目が合う二人。そして、レンタルビデオ店でアルバイトを始めるのだった。人形は、しだいに純一に惹かれていく。