一枚のハガキ
(C)2011「一枚のハガキ」近代映画協会/渡辺商事/プランダス
戦争末期に招集された100人の中年兵たち。誰がどの戦地に向かうかは、上官がクジを引いて決めていた。しかし戦地への赴任は、そのまま死を意味していた。そんなクジ引きが行われた夜、松山啓太は仲間の兵士・森川定造から妻・友子が送って寄こした一枚のハガキを手渡される。フィリピンへの赴任が決まり、死を覚悟する定造。検閲が厳しく返事を出せないことから、宝塚への赴任が決まった啓太に、もし生き残ったら友子にハガキを読んだと伝えてくれと依頼する。戦争が終わり、わずか6人の生き残りのうちのひとりとなった啓太。やがて、定造から託されたハガキを手に、友子のもとを訪ねるが…。