ニセ札
(C)2009「ニセ札」製作委員会
終戦直後。緑豊かな小さな農村。古くから和紙の産地だが、物資が乏しく、人々はつつましく暮らしている。佐田かげ子が教頭を勤める小学校でも児童が読める本がほとんどない。ある日、教え子のひとりで現在はブローカーとして生計を立てている大津シンゴが訪ねてきた。彼は、貧しい村を救うという名目でかげ子をニセ札作りの計画に誘う。追い返すかげ子だったが、村の貧しい状況に胸を痛めていた。今度は村の庄屋、戸浦文夫(段田安則)がかげ子を説得にやって来る。元陸軍大佐の戸浦は、戦争中に日本軍が中国でニセ札を作っていたことを引き合いに出して、「お国がニセ札作って、僕らが作ったらあかんとういう法はないでしょう」と言う。その言葉で、かげ子はある決心をするのだった。
- 公開日
- 2009年4月11日(土)
- 監督
- 木村祐一
- 撮影
- 池内義浩
- 製作年
- 2009
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 94
- INTRODUCTION
- 終戦直後、小さな農村で、貧しい村を救うという名目で、ニセ札作りの計画が持ち上がった。さてその顛末は?監督は、芸人、構成作家、料理人、俳優など、様々な分野で才能を放つ・木村祐一。本作が長編映画初監督となる。脚本は、『松ヶ根乱射事件』の向井康介と、『ラザロ』の井土紀州とともに執筆。ヒロインを演じるのは、日本を代表する女優、倍賞美津子。村の名士に段田安則、漉き職人に村上淳。お調子者の写真館主に監督の木村自身が演じる。そのほか、西方凌、三浦誠己、青木崇高、宇梶剛士など多彩なキャストが登場。主題歌は、ASKAが特別に書き下ろした「あなたが泣くことはない」。歌詞の世界観が見事なまでに映画を捉える。
- STORY
- 終戦直後。緑豊かな小さな農村。古くから和紙の産地だが、物資が乏しく、人々はつつましく暮らしている。佐田かげ子が教頭を勤める小学校でも児童が読める本がほとんどない。ある日、教え子のひとりで現在はブローカーとして生計を立てている大津シンゴが訪ねてきた。彼は、貧しい村を救うという名目でかげ子をニセ札作りの計画に誘う。追い返すかげ子だったが、村の貧しい状況に胸を痛めていた。今度は村の庄屋、戸浦文夫(段田安則)がかげ子を説得にやって来る。元陸軍大佐の戸浦は、戦争中に日本軍が中国でニセ札を作っていたことを引き合いに出して、「お国がニセ札作って、僕らが作ったらあかんとういう法はないでしょう」と言う。その言葉で、かげ子はある決心をするのだった。
- CASTING
- ●倍賞美津子 1946年11月22日生まれ。茨城県出身。主な出演作は、「復讐するは我にあり」(79)、「恋文」(85)、「うなぎ」(97)、「東京夜曲」(97)、「ぐるりのこと。」(08)など。 ●木村祐一 1963年2月9日生まれ。京都府出身。主な出演作は、「誰も知らない」(04)、「ゆれる」(06)、「ぐるりのこと。」(08)、「252生存者あり」(08)など。 ●村上淳 1973年7月23日生まれ。東京都出身。主な出演作は、「ナビィの恋」(99)、「タンデブー」(00)、「七夜待」(08)、「禅ZEN」(09)など。 ●段田安則 1957年1月24日生まれ。京都府出身。劇団「夢遊眠社」で活躍。数多くの作品に出演。
- 配給会社
- ビターズ・エンド