シャカリキ!

小さい頃から自転車が大好きな野々村輝。坂道を見ると思わず自転車で駆け上がってしまう。そんな彼は、亀ケ丘高校に入学。この高校の自転車部は、かつては名門と呼ばれたが、最近は部員も減り廃部寸前となっていた。次のインターハイで結果を出せなければ廃部となる。そんな中、有力選手の松平は受験のため退部。残るはエースの鳩村とおちこぼれ軍団だけとなった。テルは、鳩村やスピードに絶対の自信を持つ孤高の天才・ユタなど、初めて自分より速いライバルたちに出会い、彼らに挑む為に入部する。部を立て直したいと願い、奮闘しているマネージャーの桜の姿もあった。初めて自転車ロードレースという競技を知ったテル。だが、速く走ることにしか興味がないテルに、チームの勝利を優先させるチームロードのルールなど理解できるはずはなかった。