赤んぼ少女
(C)2008 楳図かずお・小学館/「赤んぼ少女」フィルムパートナーズ
葉子は孤児院で育った、15歳になる美しい娘。15年前、戦争で生き別れになった両親、南条家のもとへと引き取られていく日がきた。孤児院の職員吉村と一緒に、南条家の大きな洋館に着く。だが、家人は留守で、使用人のスエが出迎える。二人は事情を説明し、翌朝まで滞在することになった。寝床についた葉子は、異様な夢を見る。それは、赤ん坊の泣き声が響く屋敷で、何者かに追いかけられるリアルな夢だ。翌日、実父と再会する。父親から洋服や口紅をプレゼントされ、喜んで着飾る葉子。そのうち、屋敷の異様な雰囲気に気づいていくのだった。どこからか聞こえる赤ん坊の泣き声、壁紙の下に残る血痕、ぬいぐるみを抱いて正気を失ったような実母。葉子は、この家にタマミという娘がいたが、病院に預けられ亡くなったと聞かされる。そんな時、吉村の弟・高也がやってきた。それは、孤児院へ戻ったはずの吉村が行方不明になっているとの知らせだった。高也と一緒に吉村を探すが、屋敷の敷地の森で発見したのは無残に殺された飼い犬の死体だった。そして、優しかった父も姿を消してしまった。そんな二人を、物陰からじっと見つめている何かがいた。
- 公開日
- 2008年8月2日(土)
- 監督
- 山口雄大
- 撮影
- 岡雅一
- 製作年
- 2008
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 100
- INTRODUCTION
- 孤児院で育った美少女・葉子が引き取られた家には、醜い容姿のタマミという娘がいた。美しい葉子に嫉妬するタマミが襲いかかってくる!原作は、楳図かずおの漫画『赤んぼ少女』。この作品を『地獄甲子園』でデビューを果たした、山口雄大監督が映画化した。ヒロインには、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』の水沢奈子。本作が初主演となる注目の新人女優である。両親役には、野口五郎と浅野温子。そして、葉子を助ける青年役に斉藤工が扮する。ほか、板尾創路、堀部圭亮、生田悦子など個性派俳優陣が恐怖を演出していく。脚本は「ネガティブハッピー・チェンソーエッヂ」「デスノート」シリーズなどヒット作を手がけた小林弘利が担当している。
- STORY
- 葉子は孤児院で育った、15歳になる美しい娘。15年前、戦争で生き別れになった両親、南条家のもとへと引き取られていく日がきた。孤児院の職員吉村と一緒に、南条家の大きな洋館に着く。だが、家人は留守で、使用人のスエが出迎える。二人は事情を説明し、翌朝まで滞在することになった。寝床についた葉子は、異様な夢を見る。それは、赤ん坊の泣き声が響く屋敷で、何者かに追いかけられるリアルな夢だ。翌日、実父と再会する。父親から洋服や口紅をプレゼントされ、喜んで着飾る葉子。そのうち、屋敷の異様な雰囲気に気づいていくのだった。どこからか聞こえる赤ん坊の泣き声、壁紙の下に残る血痕、ぬいぐるみを抱いて正気を失ったような実母。葉子は、この家にタマミという娘がいたが、病院に預けられ亡くなったと聞かされる。そんな時、吉村の弟・高也がやってきた。それは、孤児院へ戻ったはずの吉村が行方不明になっているとの知らせだった。高也と一緒に吉村を探すが、屋敷の敷地の森で発見したのは無残に殺された飼い犬の死体だった。そして、優しかった父も姿を消してしまった。そんな二人を、物陰からじっと見つめている何かがいた。
- CASTING
- ●水沢奈子 1993年生まれ。愛知県出身。「花より男子2(リターンズ)」でデビュー。「3年B組金八先生」「こわい童謡」「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」などに出演。 ●野口五郎 1956年生まれ。岐阜県出身。71年に歌手デビュー。ドラマ「さくら」「功名が辻」、映画「KARAOKE」などに出演。 ●斉藤工 1981年生まれ。東京都出身。01年「時の香り~リメンバー・ミー」で映画デビュー。主な出演作は、ドラマ/「BOYSエステ」「風の果て」「フルスイング」「オトコマエ」、映画「キストモ」(07)など。 ●板尾創路 1963年生まれ。大阪府出身。主な出演作は、「ナインソウルズ」「空中庭園」「着信アリ」「東京タワー~オカンとボクと、時々オトン」「ユメ十夜」など。 ●堀部圭亮 1966年生まれ。東京都出身。主な出演作は、「弾丸ランナー」「姑獲鳥の夏」「伝染歌」「クライマーズハイ」「百万円と苦虫女」など。 ●生田悦子 福岡県出身。主な出演作は、ドラマ/「白い巨塔」「中学生日記」、映画「命果てるまで」「ええじゃないか」など。 ●浅野温子 東京都出身。77年ドラマ「文子とはつ」でデビュー。主な出演作は、「スローなブギにしてくれ」「汚れた英雄」「薄化粧」「天と地と」「姉妹坂」など。
- 配給会社
- 日活