春よこい
(C)2008 映画「春よこい」製作委員会
漁業を営む尾崎修治は、妻の芳枝と息子のツヨシと一緒に暮らしている。秋祭りの日、修治の漁船を借金のカタに奪われそうになり、高利貸しの野田ともみあううち死なせてしまった。そして、修治はそのまま姿を消してしまった。4年後、芳枝はツヨシや介護が必要になった一平のために必死に働く。ツヨシは、学校で心を閉ざしがちになった。担任の岡本先生も心配し、新聞記者をしている兄の利夫に相談する。利夫は、その事件に興味を持つ。指名手配写真のポスターを見つめ、写真に触れようとしるツヨシ。そんなツヨシの写真を撮り、利夫は記事にするのだった。その感動の記事は波紋を呼ぶ。だが、事件は蒸し返され、ツヨシは学校でいじめられてしまう。芳枝は職場から休みを出され、釣り船の客も激減。利夫は、記事によって酷い仕打ちを受けた芳枝親子に謝る。その頃、修治は工事現場で働いていた。そして、ツヨシの載っている記事を見つける。記事が出て以来、修治が戻ると考え、尾崎家周辺では刑事たちが張り込みを続けている。
- 公開日
- 2008年6月7日(土)
- 監督
- 三枝健起
- 撮影
- 藤澤順一
- 製作年
- 2008
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 108
- INTRODUCTION
- 家族の暮らしを守るために、心ならずも殺人を犯して逃亡した父。彼の帰りをひたすら待ち続ける、家族の物語。監督は、NHKドラマの演出で数々の賞に輝き、映画『オリヲン座からの招待状』で監督を務めた三枝健起。主人公・芳枝を演じるのは、『ヒマラヤ杉に降る雪』、『SAYURI』の工藤夕貴。『戦争と青春』以来17年ぶりの日本映画主演となる。共演には、西島秀俊、時任三郎、宇崎竜童、吹石一恵、高橋ひとみなど実力派が結集した。音楽は、数々の映画やドラマ、オペラなどを手がけてきた作曲家・三枝成彰が担当している。そして、主題歌『涙そうそう』の大ヒットで知られる夏川りみが歌っている。
- STORY
- 漁業を営む尾崎修治は、妻の芳枝と息子のツヨシと一緒に暮らしている。秋祭りの日、修治の漁船を借金のカタに奪われそうになり、高利貸しの野田ともみあううち死なせてしまった。そして、修治はそのまま姿を消してしまった。4年後、芳枝はツヨシや介護が必要になった一平のために必死に働く。ツヨシは、学校で心を閉ざしがちになった。担任の岡本先生も心配し、新聞記者をしている兄の利夫に相談する。利夫は、その事件に興味を持つ。指名手配写真のポスターを見つめ、写真に触れようとしるツヨシ。そんなツヨシの写真を撮り、利夫は記事にするのだった。その感動の記事は波紋を呼ぶ。だが、事件は蒸し返され、ツヨシは学校でいじめられてしまう。芳枝は職場から休みを出され、釣り船の客も激減。利夫は、記事によって酷い仕打ちを受けた芳枝親子に謝る。その頃、修治は工事現場で働いていた。そして、ツヨシの載っている記事を見つける。記事が出て以来、修治が戻ると考え、尾崎家周辺では刑事たちが張り込みを続けている。
- CASTING
- ●工藤夕貴 1971年生まれ。東京都出身。84年「逆噴射家族」で映画デビュー。91年「戦争と青春」で日本アカデミー賞主演女優賞受賞。主な出演作は、「台風クラブ」(85)、「ミステリー・トレイン」(89)、「ヘヴンズ・バーニング」(97)、「ヒマラヤ杉に降る雪」(99)、「SAYURI」(05)、「ラッシュアワー3」(07)など。 ●西島秀俊 1971年生まれ。東京都出身。94年「居酒屋ゆうれい」で映画デビュー。主な出演作は、「ニンゲン合格」(99)、「カナリア」「メゾン・ド・ヒミコ」「さよならみどりちゃん」(05)、「大奥」(06)など。 ●時任三郎 1958年生まれ。東京都出身。83年「俺っちのウェディング」で映画デビュー。87年「ハワイアン・ドリーム」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。主な出演作は、「天国までの100マイル」(00)、「LIMIT OF LOVE海猿」(05)、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」シリーズなど。 ●宇崎竜童 1946年生まれ。京都府出身。78年「曽根崎心中」で映画デビュー。81年「駅-STATION」で日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞。主な出演作は、「TATOO刺青あり」(82)、「どら平太」(00)、「オリヲン座からの招待状」(07)など。 ●吹石一恵 1982年生まれ。大阪府出身。97年「ときめきメモリアル」で映画デビュー。主な出演作は、「着信アリ」(04)、「明日の記憶」(06)、「雪に願うこと」(06)、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(07)など。
- 配給会社
- 東映