ヴイナス戦記
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西暦2003年5月、金星(ヴイナス)は3000年ぶりに巨大な氷惑星と激突し、炭酸ガスの厚いベールを剥ぎ取られた。やがて地表に酸性の海ができ、地球型の大気が満ちた。早速、金星の地球化と移民計画が着手され、2018年=ヴイナス暦元年に第一次移民団がイシュタル大陸に入植した。しかし、金星の土地は意外にも不毛で、また人間達は争って土地を奪い合っていた。ヴイナス暦72年金星はイシュタルとアフロディアの二大自治州によって分割統治され、第二、第三の移民団がやって来ていた。