パコと魔法の絵本

(C)2008「パコと魔法の絵本」製作委員会
ある病院には、一風変わった患者たちが入院していた。お医者さんや看護婦さんも、とても変わり者たちだった。そんな中に、一代で会社を築いた大貫がいた。彼は偏屈でワガママ男。自分の思い通りにならないと、怒鳴り散らすのだ。少女のパコは毎日同じ絵本を読んでいて、その本を大貫と一緒に読もうとする。だが、大貫は自分が座りたかったベンチにパコが居ただけで、パコを突き飛ばしてしまった。翌日、パコは何もなかったように、同じベンチで絵本を読んでいる。パコは交通事故の後遺症で、記憶が1日しかもたないのだ。ある事で大貫はパコをぶってしまう。でも、パコの病気のことを知って大貫は反省した。そして、謝ろうとしてパコの頬に触れたとき、驚くことが起こった。パコが昨日の事を覚えていたのだ。他の事を覚えていないのに、大貫のことだけ覚えていたのだ。そこで、大貫は他人を押しのけて生きてきた自分を疑問に思う。そして、パコのために何かできないかと考えるのだった。

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