ある愛の風景

国連軍のエリート兵士ミカエルは、美しい妻サラと二人の可愛い娘に恵まれ、幸せに暮らしていた。ある日、戦渦のアフガニスタンへの派遣が命じられる。しばらくして、サラの元へミカエルの訃報が届く。ミカエルの乗ったヘリが、アルカイダに撃墜されたという。突然の知らせに、嘆き悲しむサラたち。彼女の心の支えになったのは、ミカエルの弟ヤニックだった。その頃、ミカエルは、捕虜となって生き延び、過酷な状況に直面していた。サラはお互い抱えた悲しみの気持ちを癒すかのように、ヤニックに心を開き打ち解けていくのだった。そんなある日、ミカエルは国連軍に助けられ帰国する。家に戻った彼は、アルカイダによる監禁生活で全く別人のようになっていた。