あかね空

(C)2006 あかね空LLP
江戸の情緒と人情の粋を描いた、直木賞受賞作の映画化。 由緒ある京豆腐屋で修行し、店を持つ夢を抱いて江戸にやってきた永吉と、深川生まれの気立ての良い娘おふみ。夫婦となり、子の親となった男女の20数年の歳月を、市井の人々の悲喜交々のエピソードを絡めて描く。VFXで再現された江戸の景観、あかね空の美しさも見もの。
公開日
2007年3月31日(土)
監督
浜本正機
脚本
浜本正機 篠田正浩 山本一力
撮影
鈴木達夫
音楽
岩代太郎
出演
内野聖陽 中谷美紀 中村梅雀 石橋蓮司 岩下志麻 勝村政信 泉谷しげる 角替和枝 武田航平 細田よしひこ 柳生みゆ 小池榮 六平直政 村杉蝉之介 吉満涼太 伊藤高史 鴻上尚史 津村鷹志 石井愃一 東貴博
製作年
2006
製作国
日本
上映時間
120
INTRODUCTION
京都生まれの豆腐職人永吉と、深川育ちの娘おふみの夫婦。お互いに苦労し、励ましあいながら、子供たちと暮らす日々があった。原作は、山本一力の初の長編時代小説。『スパイ・ゾルゲ』の篠田正浩監督は、監督引退宣言をした直後にこの原作に出会い、映画化を決意したという。監督には、近年の篠田組を支え、00年『ekiden[駅伝]』で監督デビューを果たした浜本正機を迎えた。NHK大河ドラマ「風林火山」で、主役の山本勘助を演じる内野聖陽が永吉を演じ、『電車男』や『嫌われ松子の一生』の中谷美紀が妻おふみを演じる。また、内野は賭場の親分、傳蔵を2役で熱演している。ほか、中村梅雀、勝村政信、泉谷しげる、角替和枝、石橋蓮司、岩下志麻など実力派俳優陣がしっかりと脇を固めている。脚本は篠田正浩、音楽は「血と骨」「蝉しぐれ」の岩代太郎が担当している。
STORY
永吉は京都で生まれ、由緒ある豆腐屋で修行した。そして、江戸で店を持つために深川にやってきた。近くに住む桶屋の娘おふみ。二人は「京や」という豆腐屋を作った。だが、江戸の固い豆腐に馴染んだ人々には、京都の柔らかい豆腐は売れなかった。そんな二人を陰ながら、相州屋清兵衛と女房のおしのが見守っている。永代寺出入りの老舗の豆腐屋である。相州屋夫婦には正吉という子がいたのだが、4歳のとき賑わう永代橋の上で迷子になり、それっきり行方知れずとなっていた。その夫婦は、年恰好の似ている永吉を正吉と重ね合わせたのだ。十八年後、永吉とおふみには長男の栄太郎、次男悟郎、長女おきみという3人の子がいる。栄太郎は、夜遊びのあげくに奪うように金を手にする。今夜も賭場に同業の平田屋に連れられた栄太郎がいた。ここのところ負けが込んだ栄太郎は、平田屋の言うがままに借金の証文を書き加えていた。平田屋は、「京や」を潰してその素晴らしい井戸を手に入れたいという魂胆があったのだ。
CASTING
●内野聖陽 1968年月16日生まれ。神奈川県出身。93年「女たちの十二夜」で初舞台。主な出演作は、ドラマ/「街角」「ふたりっ子」「不機嫌なジーン」「風林火山」。映画/「ハル」(96)、「黒い家」など。 ●中谷美紀 1976年1月12日生まれ。東京都出身。ドラマ「ひとつ屋根の下」でデビュー。第30回日本アカデミー賞優秀主演女優賞受賞。主な出演作は、「大失恋」(95)、「リング」(98)、「リング2」(99)、「壬生義士伝」(03)、「電車男」(05)など。 ●中村梅雀 1955年12月12日生まれ。東京都出身。歌舞伎役者。主な出演作は「釣バカ日記」シリーズ、「学校lV」、「たそがれ清兵衛」など。 ●勝村政信 1963年7月21日生まれ。埼玉県出身。90年「ボクが病気になった理由」で映画デビュー。主な出演作は、「ソナチネ」(93)、「キリコの風景」(98)、「問題のない私たち」(04)など。 ●泉谷しげる 1948年5月11日生まれ。71年ミュージシャンデビュー。「春夏秋冬」「光と影」がヒット。主な出演作は「野獣死すべし」(80)、「ええじゃないか」(81)、TV「Dr.コトー診療所」など。 ●岩下志麻 東京都出身。60年「笛吹川」で映画デビュー。77年第1回日本アカデミー賞主演女優賞受賞。主な出演作は、「秋刀魚の味」(62)、「心中天網島」(69)、「極道の妻たち」(86)、「写楽」(95)。、「スパイ・ゾルゲ」(03)など。
配給会社
角川ヘラルド映画

ShareSNSでシェアしよう!

TOP