どろろ
(C)2007 映画「どろろ」製作委員会
終わりの無い戦国の世。醍醐景光は、戦乱の世を治める「力」を手に入れたいと願っていた。その野望のために、生まれてくる我が子を48体の魔物に捧げ、見返りとして巨大なる「力」を手にする。生まれた赤ん坊は、体の部位が無く塊のような姿で生まれてきたのだ。その塊は母・百合によって捨てられた。20年後、盗人・どろろは、砂漠の街で百鬼丸という男に出会う。その男は、街の酒場に突如現れた魔物を、自らの左腕に繋がれた刀で迷うことなく切り倒すのだった。直後、彼の体に激痛が走り、作り物の足が体から外れ、膝先から新たな足が生えてきた。それを見て、どろろは百鬼丸の左腕にある妖刀を手に入れたいと思った。20年前捨てられた塊は、寿海という医師によって作り物の体が与えられていたのだった。百鬼丸は魔物を倒すたびに、自分の体を取り戻していく。左手の破魔の剣で四十八の魔物を倒す旅が始まった。