犬神家の一族

(C)2006「犬神家の一族」製作委員会
信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛は遺言状を残して永眠した。佐兵衛には、腹違いの3人の娘、松子、竹子、梅子がいた。それぞれに佐清、佐武、佐智という息子がいた。そして、佐兵衛の恩人の孫娘・野々宮珠世も住んでいた。遺言状は、佐清、佐武、佐智のいずれかとの結婚を条件に、犬神家の全財産を珠世に譲渡するという驚く内容だった。一族の不吉な争いを予期し、金田一耕助に調査を依頼していた法律事務所の若林が何者かに殺された。これは、遺言状の公開前のことであるが、巨額の財産を巡って起こる血塗られた連続殺人事件の発端にすぎなかった。金田一耕助は、殺人事件の犯人を推理する過程で、犬神家の血の系譜の裏にある謎を解き明かしていく。

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