ただ、君を愛してる
(C)2006「ただ、君を愛してる」製作委員会
誠人は、クリスマスで賑わうニューヨークに来た。何も言わずに、自分の前から姿を消した静流に会うためにやってきたのだ。手にはニューヨークから送られた静流から手紙。6年前のこと。コンプレックスのために大学入学式を欠席した誠人。ふとしたきっかけで静流に出会う。その時、静流は誠人に恋をしてしまったのだ。二人は大学生生活になじめない。誠人はひとりで写真を撮りに行き、静流がついていく。彼女は誠人と一緒にいたいだけでカメラを持つようになった。誠人に教えてもらいながら、写真撮影の日々が続いた。しかし、誠人には、みゆきという片思いの相手がいた。誠人は静流を女の子として見ていないのだ。そこで、静流は大人の女性になろうと決心するのだった。ある日、静流はコンクール用に、森で誠人とキスしている写真が撮りたいという。二人は森で初めてのキスをする。その日を境に、静流は誠人の前から姿を消してしまうのだった。