グエムル 漢江の怪物

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韓国一美しく雄大な河・漢江に、突如出現した得体の知れないグエムル(怪物)が、人々に襲いかかり、一瞬にして辺りは淒惨な地獄絵図と化した。政府が事態収拾に奔走するなか、最愛の娘を連れ去られた家族は、なけなしの知恵と勇気で決死の救出劇を繰り広げる。
公開日
2006年9月2日(土)
監督
ポン・ジュノ
脚本
ポン・ジュノ ハ・ジョンウォン パク・チョルヒョン
撮影
キム・ヒョング
音楽
イ・ビョンウ
出演
ソン・ガンホ ペ・ドゥナ パク・ヘイル ピョン・ヒボン コ・アソン イ・ドンホ イ・ジェウン ユン・ジェムン キム・レハ パク・ノシク イム・ピルソン
製作年
2006
製作国
韓国
原題
THE HOST/怪物
上映時間
120
INTRODUCTION
2006年、カンヌ国際映画祭で、弱冠36歳の若手監督の最新作に熱狂的な賛辞が贈られた。彼の名前は、ポン・ジュノ。前作『殺人の追憶』でヒットを飛ばし、海外の映画祭でも高く評価され、世界中の注目が集まっていたのである。韓国の”平和の象徴”ともいえる漢江に、ある日突然、正体不明の巨大怪物〈グエムル〉が現れ、人々が次々と襲われていく。そんな驚愕のパニック・エンタテインメントを発表したのだ。カンドゥに扮するのは、人気、実力共に今や世界から認められている名優、『JSA』『シュリ』のソン・ガンホ。ナムジュには、日本でも人気の高い個性派女優『リンダ リンダ リンダ』『子猫をお願い』のペ・ドゥナ。ナミルには、『殺人の追憶』のパク・ヘイル。家長のヒボンには、『火山高』のピョン・ヒボン。韓国映画界を担う豪華キャストが、命をかけて自分たちだけで強大な怪物と闘う家族を演じている。そして、未知の怪物グエムルの製作は『ロード・オブ・ザ・リング』3部作、『キングコング』で世界にその名を知らしめた、ニュージーランドのWETAワークショップと、『デイ・アフター・トゥモロー』『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を手がけたハリウッドで最高のスタッフ、オーファネージが担当した。
STORY
雄大な河、漢江。韓国の人々は、穏やかで美しいその河を”平和の象徴”として愛していた。売店を営むパク・ヒボンの心配事は、まったく頼りにならない長男カンドゥのこと。しかし、今年中学に入学したカンドゥの娘、ヒョンソを見れば心は晴れるのだった。真っ直ぐに成長したヒョンソは、一家の希望の星。お客さんにビールとつまみを配達しに土手へ出たカンドゥは、河にかかるジャムシル大橋を指差して騒ぐ人だかりの輪へと入っていく。今までただの一度も見たことのない奇妙な”何か”が橋からぶら下がり、うごめいているのだ。人々が携帯電話やデジタルカメラで写真を撮り始めた時、”それ”は突然、動き出した! あっという間に土手から這い上がり、わけもわからず逃げ惑う人たちを食い殺し始めたのだ!ヒョンソの手を握り、死に物狂いで逃げ出したカンドゥだが、悲鳴をあげる人々の群れに飲み込まれ、ヒョンソとはぐれてしまう。気づいた時には遅かった!カンドゥの目の前で、正体不明の怪物〈グエムル〉が、その不気味に長い尻尾でヒョンソを捕らえ、漢江の深い水の中へと帰っていったのだ。命よりも大切な娘のヒョンソを奪われ、抜け殻のようになっていたカンドゥの携帯電話が鳴る。それは、助けを求めるヒョンソの声だった! 途切れ途切れの怯えた声で、すぐに切れてしまったが、間違いなくヒョンソは生きているのだ!絶対に俺が見つけ出す! そう固く心に誓ったカンドゥは、もう昨日までの頼りない父親ではなかった。家族と共に病院を脱出し、パク一家は漢江へと向かうのだった。
CASTING
●ソン・ガンホ 1967年1月17日生まれ。96年「豚が井戸に落ちた日」で映画デビュー。主な出演作は「グリーンフィッシュ」「ナンバースリーNo.3」(97)、「シュリ」(99)、「JSA」(02)など。 ●パク・ヘイル 1977年1月26日生まれ。01年「ワイキキ・ブラザーズ」で映画デビュー。02年公開の「嫉妬は我が力」で高い評価を受ける。主な出演作は、「スキャンダル」「13才の恋人」など。 ●ペ・ドゥナ 1979年生まれ。99年「学校」に出演し注目される。00年「ほえる犬は噛まない」などで第21回青龍賞主演女優賞獲得。主な出演作は「プライベートレッスン 青い体験」(01)、「子猫をお願い」(01)、「頑張れグムスン」(02)、「ばかの箱船」(05)、「リンダ リンダ リンダ」(05)など。
配給会社
角川ヘラルド映画

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