ローズ・イン・タイドランド
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ジェライザ=ローズは、「不思議の国のアリス」を読むのが大好きな10歳の少女。彼女は、元ロックスターでジャンキーのパパ、ノアの世話をしたり、ママの足をマッサージしてあげている。ある日、ノアはクスリで夢の中を旅し、目覚めると二千年以上も地底で眠り続ける”沼男”の話をするのだった。その次の日、ママが死んでしまう。ローズはノアとふたりで盛大に見葬り、バスに乗って旅に出た。ローズのトランクには、ママの形見のドレスとお気に入りのバービー人形たちが入っている。その人形は、時にローズを励まし話し相手になってくれるのだ。長いバス旅行の末にテキサスの実家に辿り着く。ノアは一息つくとまたクスリの世界に出かけていってしまった。ローズはお気に入りのバービー人形のミスティークと一緒に探索に出ると、焼けこげてひっくり返ったスクールバスを見つける。そして、バスの中を舞っているホタルに一匹ずつ名前をつけてはお友達になるのだった。でもそこに黒ずくめの服を着た幽霊のような女が現れる。ローズは、一目散に走って帰り、家の前で理解不能な言葉で話しかけるリスに出会う。リスを追いかけたローズは、秘密の屋根裏部屋を発見。そこで、ワードローブがどこまでも続く不思議なクローゼットに入り込み、お祖母ちゃんの宝物を発見するのだった。
- 公開日
- 2006年7月8日(土)
- 監督
- テリー・ギリアム
- 撮影
- ニコラ・ペッコリーニ
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 英=カナダ
- 原題
- TIDELAND
- 上映時間
- 117
- INTRODUCTION
- 『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』のテリー・ギリアム監督。約7年ぶりに発表した「ブラザー・グリム」はご存じの通りヒットを飛ばした。その後すぐに制作されたのが本作である。”ギリアム版「不思議の国のアリス」”と呼ぶにふさわしい、奇想天外な世界が繰り広げられていく。2005年9月のトロント映画祭で初披露され、スペインのサン・セバスチャン映画祭でThe FIPRESCI Jury賞を受賞している。主人公のジェライザ=ローズを演じ、4体のバービー人形の声も担当したのは、現在11歳にしてすでに26本もの出演作を持つベテラン子役ジョデル・フェルランド。ローズの父親で、元ロック・スターのノアには、『フィッシャー・キング』のジェフ・ブリッジズが演じている。ローズが出会う幽霊女デルにはロンドンの舞台で活躍するジャネット・マクティア、デルの弟で精神年齢10歳のディケンズにバンクーバー出身の若手俳優ブレンダン・フレッチャーが扮している。脚本は『ラスペガスをやっつけろ』で共同脚本を務めたトニー・グリゾーニとともにギリアムが執筆している。
- STORY
- ジェライザ=ローズは、「不思議の国のアリス」を読むのが大好きな10歳の少女。彼女は、元ロックスターでジャンキーのパパ、ノアの世話をしたり、ママの足をマッサージしてあげている。ある日、ノアはクスリで夢の中を旅し、目覚めると二千年以上も地底で眠り続ける”沼男”の話をするのだった。その次の日、ママが死んでしまう。ローズはノアとふたりで盛大に見葬り、バスに乗って旅に出た。ローズのトランクには、ママの形見のドレスとお気に入りのバービー人形たちが入っている。その人形は、時にローズを励まし話し相手になってくれるのだ。長いバス旅行の末にテキサスの実家に辿り着く。ノアは一息つくとまたクスリの世界に出かけていってしまった。ローズはお気に入りのバービー人形のミスティークと一緒に探索に出ると、焼けこげてひっくり返ったスクールバスを見つける。そして、バスの中を舞っているホタルに一匹ずつ名前をつけてはお友達になるのだった。でもそこに黒ずくめの服を着た幽霊のような女が現れる。ローズは、一目散に走って帰り、家の前で理解不能な言葉で話しかけるリスに出会う。リスを追いかけたローズは、秘密の屋根裏部屋を発見。そこで、ワードローブがどこまでも続く不思議なクローゼットに入り込み、お祖母ちゃんの宝物を発見するのだった。
- CASTING
- ●ジョデル・フェルランド(ローズ) 2才の時CMデビューし、現在26作品に出演するベテラン子役。ヤング・アーティスト賞テレビ映像部門最優秀演技賞受賞。本作の撮影中にで10才の誕生日を迎えた。主な出演作は、「インプラント」(02)、「Christmas Child」(03)、「ヤング・スーパーマン」/TV(04)、「スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル」/TV (04)、「サイレント・ヒル」(06)など。 ●ジェフ・ブリッジズ(パパ) 1970年「怒りを胸に振り返れ」で映画デビュー。71年、「ラスト・ショー」でアカデミー賞助演男優賞候補。主な出演作は「マンハッタン・ラプソディ」(96)、「ザ・コテンダー」(00)、「光の旅人K-PAX」(01)、「シービスケット」(03)、「ドア・イン・ザ・フロア」(04)など。 ●ジャネット・マクティア(デル) 1999年「Tumbleweeds」でアカデミー賞主演賞候補、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞。主な出演作は、「嵐が丘」(92)、「キャリントン」(95)、「キング・イズ・アライブ」(00)、「歌追い人」(00)など。 ●ジェニファー・ティリー(ママ) 84年「恋人ゲーム」で映画デビュー。94年「ブロードウェイと銃弾」でアカデミー賞助演女優賞候補。主な出演作は、「ゲッタウェイ」(94)、「ライアー・ライアー」(97)、「ホーンテッド・マンション」(03)など。
- 映倫
- 20
- 配給会社
- 東北新社