クライング・フィスト
(C)SHOWEAST. ALL Right Reserved.
2005年のカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞受賞。
カン・テシクはかつてボクシングのアジア大会の銀メダリストとして名を馳せた。だが、事業に失敗して今は路上の「殴られ屋」として落ちぶれた人生を歩んでいる。妻は息子を連れて出て行ってしまった。莫大な借金、家も家族も失ったテシク。殴られ屋かTVで紹介されると、借金取りがやってきて銀メダルまでも取られてしまった。そして、妻は再婚話を告げ、息子にも会えなくなる。泥酔するテシクを見て、ソバ屋の主人が叱咤するのだった。酒で朦朧とするテシクの目に「新人王戦」のポスターが焼き付いた。そして、後輩のウォンテと一緒に必死のトレーニングが始まったのである。一方、19才のサンファンは喧嘩とカツアゲで荒んだ日々を送っている。ある日、大きな喧嘩に巻き込まれ、示談金が必要になった彼は高利貸しの老人を襲うが、現行犯逮捕となってしまう。少年院に送られた。そこでも問題を起こし、独房へ。刑務主任がそんな彼に声をかけ、ボクシング部へ連れていきパクコーチに引き渡した。そこで先輩の挑発に乗って喧嘩をはじめるが簡単にマットに沈められた。喧嘩とボクシングは違うことを知り、サンファンは新人としてのスタートを切るのだった。そんなある日、父親が事故死、残された祖母は倒れてしまう。サンファンは祖母を見舞うが、孫であるサンファンの顔さえわからなくなっていた。彼は密かに「新人王戦」に出る決心をするのだった。「新人王戦」が始まった。予選を勝ち抜き、ついに決勝戦でテシクと出会うのだった。
- 公開日
- 2006年4月15日(土)
- 監督
- リュ・スンワン
- 脚本
- リュ・スンワン
- 撮影
- チョ・ヨンギュ
- 音楽
- パン・ジュンソク
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 韓国
- 原題
- CRYING FIST
- 上映時間
- 120
- INTRODUCTION
- 大切にしていたもの全てを失い、路上に投げ出された男と、少年院で初めて自分のやりたい事を見つけた男。この二人がボクシング「新人王戦」で戦う。韓国で2週連続1位を記録し、2005年のカンヌ国際映画祭にて国際批評家連盟賞、第45回 大鐘賞、第6回 釜山映画評論家協会賞を受賞した話題の感動作である。かつての栄光を失った40代ボクサーカン・テシクには「シュリ」「オールド・ボーイ」の実力派チェ・ミンシク。行き着いた少年院でボクシングを見つける若者ユ・サンファンには、ミンシクがいつか共演したいと思っていたと言う、若手リュ・スンボム。ほか、テシクの後輩ウォンテには「シルミド」のイム・ウォニ、テシクの妻には「ピアノを弾く大統領」のソ・ヘリン、パクのコーチには「吠える犬は噛まない」のピョン・ヒボン、サンファンの祖母には本作で大鐘賞映画祭助演女優賞を受賞したナ・ムニが見事な演技を披露している。名脇役キ・ジュボンや「ブラザー・フッド」のアン・ギルガンなど豪華な顔ぶれが揃った。監督は、ジャッキー・チェンやジョン・ウー、北野武を見て育ってきたというリュ・スンワン。4作目にしてカンヌ国際映画祭び栄冠に輝いた。音楽は「君は僕の運命」「アメノナカノ青空」などを手掛けたパン・ジュンソクが担当。撮影監督は、「大統領の理髪師」「4人の食卓」のチョ・ヨンギュが務めている。
- STORY
- カン・テシクはかつてボクシングのアジア大会の銀メダリストとして名を馳せた。だが、事業に失敗して今は路上の「殴られ屋」として落ちぶれた人生を歩んでいる。妻は息子を連れて出て行ってしまった。莫大な借金、家も家族も失ったテシク。殴られ屋かTVで紹介されると、借金取りがやってきて銀メダルまでも取られてしまった。そして、妻は再婚話を告げ、息子にも会えなくなる。泥酔するテシクを見て、ソバ屋の主人が叱咤するのだった。酒で朦朧とするテシクの目に「新人王戦」のポスターが焼き付いた。そして、後輩のウォンテと一緒に必死のトレーニングが始まったのである。一方、19才のサンファンは喧嘩とカツアゲで荒んだ日々を送っている。ある日、大きな喧嘩に巻き込まれ、示談金が必要になった彼は高利貸しの老人を襲うが、現行犯逮捕となってしまう。少年院に送られた。そこでも問題を起こし、独房へ。刑務主任がそんな彼に声をかけ、ボクシング部へ連れていきパクコーチに引き渡した。そこで先輩の挑発に乗って喧嘩をはじめるが簡単にマットに沈められた。喧嘩とボクシングは違うことを知り、サンファンは新人としてのスタートを切るのだった。そんなある日、父親が事故死、残された祖母は倒れてしまう。サンファンは祖母を見舞うが、孫であるサンファンの顔さえわからなくなっていた。彼は密かに「新人王戦」に出る決心をするのだった。「新人王戦」が始まった。予選を勝ち抜き、ついに決勝戦でテシクと出会うのだった。
- CASTING
- ●チェ・ミンシク(カン・テシク) 1962年4月27日生まれ。89年「九老アリラン」で映画映画デビュー。99年「シュリ」の特殊部隊長役で注目される。主な出演作は、「ナンバー・スリーNo3」(97)、「ラブレター~パイランより~」(01)、「酔画仙」(02)、「ブラザー・フッド」(03)、「オールド・ボーイ」(03)、「春が来れば」(04)、「親切なクムジャさん」(05)など。 ●1980年8月9日生まれ。実兄リュ・スンワン監督の「ダイ・バッド、死ぬか、もしくは悪(ワル)になるか」に出演し、大鐘新人男優賞受賞。兄のリュ監督は青龍賞新人監督賞受賞。主な出演作は「ワイキキ・ブラザーズ」(01)、「復讐者に憐れみを」(01)、ドラマ「孤独」(02)、「ムッチマ・ファミリー」(02)、「品行ゼロ」(02)、「ARAHAN/アラハン」(04)、「野獣と美女」(05)など。 ●イム・ウォニ(ウォンテ) 1970年1月1日生まれ。98年「すごい奴ら」で映画デビュー。チュ・スンワン監督やチャン・ジン監督ほか、多くの監督作品で印象深い演技を披露。主な出演作は「ダイ・バッド、死ぬか、もしくは悪(ワル)になるか」(00)、「シルミド」(04)、「スリー・モンスター」(04)など。
- 映倫
- 110
- 配給会社
- 東芝エンタテインメント