社長繁盛記

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シリーズ第28作。 高山物産社長の圭太郎はある日、妻の父伝之助に説教された。圭太郎をはじめ、会社の重役たちがすっかり老化しているというのだ。伝之助は七十歳の高齢ながら、四国で製塩会社を経営し、少林寺拳法を学ぶカクシャクたる老人だった。圭太郎は早速、若返り策をとることにした。会社でこのとばっちりを受けたのが、第一営業部長の本庄、第二営業部長赤間、総務部長の有賀である。本庄は西ドイツから輸入した特殊鋼をアトラス自動車に売り込むこと、赤間は香港バイヤー范と敏速に取引きをまとめることを、圭太郎から指示された。有賀もまた、会社内の若返りのために具体的な対策をたてるよう命令された。

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