ランド･オブ･プレンティ

少女ラナは、アメリカ生まれだがアフリカとイスラエルで育った。そんな彼女が、亡き母親の手紙を伯父に届けるために、10年ぶりに故郷アメリカへと帰ってきた。そしてロサンゼルスの伝道所に住み、ホームレス支援の活動を始めるのだった。伯父ポールは、ベトナム戦争のトラウマに悩まされながらも、誇り高いアメリカ、自由の地を一人で守ろうとしている。アラブ系のホームレスが殺される現場で、ポールとラナが偶然にも再会する。ラナはそのホームレスの遺体を残された兄に届けるため、ポールは事件の真実を突き止めるため、二人は一緒にアメリカを横断する旅に出るのだった。ロサンゼルスから、最果ての地トロナを経て、ニューヨークまで二人の旅は続く。