イツカ波ノ彼方ニ
- 公開日
- 2005年10月29日(土)
- 監督
- 丹野雅仁
- 撮影
- 今泉尚亮
- 音楽
- 野島健太郎
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 88
- INTRODUCTION
- 夢を追い地元で地道に働く青年と、都会に憧れ夢破れた青年。沖縄を舞台に描く、ジャンルを超えた「新世代の青春映画」。監督は、『殺し屋1』(03)で鮮烈にデビューを果たした丹野雅仁。2作目の塚本高史主演作『カミナリ走ル夏』では、現代社会を生きる若者の苛立ちと衝動を描いている。本作では、対照的な2人の現代の若者を中心に、沖縄の風光と文化舞台に描いていく。主演は『スウィングガールズ』で日本アカデミー賞新人賞を受賞した、次世代の日本映画界を担う注目の平岡祐太。本作では、刹那的に生きる若者を演じ、役者として新たな一面を見せた。また、『tokyo tower』(05)で映画初出演を果たした加藤ローサが、心に傷を負いながらも、明るく自由奔放に生きる女性を繊細に演じている。さらに、『殺し屋1』『ヴァイブレータ』『深呼吸の必要』の大森南朋が存在感のある演技を見せている。
- STORY
- 夢を追い続けながら、沖縄で地道に働く勝男。一方、アキは都会に憧れ島を出る。幼馴染みのふたりは、いつしか別々の人生を歩いていた。やがて夢もやりたい事も見つからないアキは、トラブルを起こし勝男を頼りに沖縄へと戻ってきた。そんなある日、浜で記憶を失って倒れていた謎の美少女・イチゴを勝男が助けた。海を見ると涙がとまらないイチゴに、乙姫をダブらせる勝男。一方、突然のイチゴの出現にとまどうアキだったが、イチゴの明るく前向きな性格にいつしか微妙な感情が生まれていた。盲目のボクサーのツヨシ、サンシンの腕を上げたい青年たちとの出会いの中、アキは本当に大切なことが何なのかを模索し始める。本当にしたい事が見つからず苦しむアキ、そして竜宮城への夢を見続けた勝男。自分が何者なのかもわからないイチゴ。彼らの想いが、沖縄の光と風の中にの中に弾けていく。
- CASTING
- ●平岡祐太(アキ) 1984年生まれ。広島県出身。02年にジュノン・スーパーボーイコンテストグランプリ受賞。04年に、大ヒット映画「スウィングガールズ」に出演し注目を浴びる。「いま、会いにゆきます」、「NANA」などに出演。 ●加藤ローサ(イチゴ) 1985年生まれ。鹿児島出身。16歳でモデル活動を始める。04年「ゼクシィ」のTV-CMで一躍注目の的となる。05年「tokyo tower」で映画デビュー。 ●大森南朋(勝男) 1972年生まれ。東京都出身。01年「殺し屋1」に主演。03年「ヴァイヴレーター」でヨコハマ映画祭、キネマ旬報の助演男優賞を受賞。「深呼吸の必要」、「乱歩地獄(芋虫)」に出演。 ●曽根英樹(横浜) 1969年生まれ。東京都出身。96年に「仁義なき野望」主演でデビュー。03年「牛頭GOZU」がカンヌ国際映画祭で注目を浴びる。
- 配給会社
- 日本出版販売