理想の女(ひと)

若いメグ・ウィンダミアと夫のロバートは、セレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィにバカンスに訪れた。ここで、メグは謎めいた魅惑的なアメリカ人女性アーリンと出会うのだった。これまで奔放な恋愛遍歴を重ねてきたアーリンと、生涯を誓い合ったひとりの夫に純粋な愛を捧げるメグ。全く正反対の恋愛観を持つ二人。だが、アーリンと夫の密会の噂が、社交界に囁かれる。メグは傷つき混乱するばかりだった。このスキャンダルの陰には、メグが知らない、彼女自身の出生にまつわる秘密が隠されているのだった。
公開日
2005年9月10日(土)
監督
マイク・バーカー
脚本
ハワード・ハイメルスタイン
撮影
ベン・セレシン
音楽
リチャード・G・ミッチェル
出演
スカーレット・ヨハンソン ヘレン・ハント トム・ウィルキンソン スティーヴン・キャンベル・ムーア マーク・アンバース ジョン・スタンディング
製作年
2004
製作国
スペイン=伊=英=ルクセンブルク=米
原題
A GOOD WOMAN
上映時間
93
INTRODUCTION
英国の文豪オスカー・ワイルドの戯曲の傑作「ウィンダミア卿夫人の扇」は、誕生して以来1世紀以上に渡って、世界中の人々を魅了し続けている。この戯曲を1930年代のイタリアに舞台を移して映画化したのが、「理想の女」である。二人の女性が抱く、それぞれ全く反対の恋愛観、アンティークの美しい扇をめぐって、愛と絆の物語りが繰り広げられていく。ウィンダミア夫人を演じるのは、『ロスト・イン・トランスレーション』と『真珠の耳飾りの少女』でゴールデン・グローブ賞にWノミネートされるなど、絶好調のキャリアを歩むスカーレット・ヨハンソン。ミセス・アーリンには、『恋愛小説家』のオスカー女優へレン・ハント。脚本の初期の段階からこの企画に参加し、ミセス・アーリンの華やかさと強さ、内に秘めた悲しみと優しさを、繊細に表現している。また、「恋におちたシェイクスピア」(98)のトム・ウィルキンソン、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」で批評家から絶賛を浴び、本作で映画デビューを飾ったマーク・アンバースがしっかりと物語りを盛り上げている。さらに見どころの一つは、セレブが集うイタリアの隠れ家的リゾート、アマルフィ海岸のロケーション。ユネスコの世界遺産にも指定されている豊かな景観の数々が、爽やかな気分にさせてくれる。監督は、「To Kill a King」(03)のマイクイ・バーカー。脚本はハワード・ハイメルスタイン、撮影は「ターミネーター3」(03)のベン・セレシンが担当している。
STORY
若いメグ・ウィンダミアと夫のロバートは、セレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィにバカンスに訪れた。ここで、メグは謎めいた魅惑的なアメリカ人女性アーリンと出会うのだった。これまで奔放な恋愛遍歴を重ねてきたアーリンと、生涯を誓い合ったひとりの夫に純粋な愛を捧げるメグ。全く正反対の恋愛観を持つ二人。だが、アーリンと夫の密会の噂が、社交界に囁かれる。メグは傷つき混乱するばかりだった。このスキャンダルの陰には、メグが知らない、彼女自身の出生にまつわる秘密が隠されているのだった。
CASTING
●スカーレット・ヨハンソン 1984年11月22日生まれ。ニューヨーク出身。8歳でオフ・ブロードウェイにデビュー。94年「ノースちいさな旅人」で映画デビュー。96年「のら猫の日記」('96)でインディペンデント・スピリット賞の主演女優賞候補。03年「ロスト・イン・トランスレーション」で英アカデミー賞の主演女優賞を受賞。「真珠の耳飾りの少女」('03)で、ゴールデン・グローブ賞候補。主な出演作は、「モンタナの風に抱かれて」(98)、「バーバー」(01)、「ゴーストワールド」(01)、スパイダーパニック!」(02)、「A Love Song for Bobby Long」(04)、「アイランド」(05)など。 ●ヘレン・ハント 1963年6月15日生まれ。ロサンゼルス出身。9歳でテレビドラマ「荒野のあした」でデビュー。77年の「ジェット・ローラー・コースター」で映画デビュー。92年よりTV「あなたにムチュー」でエミー賞の主演女優賞4回受賞、ゴールデン・グローブ賞3回受賞。97年「恋愛小説家」でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の主演女優賞。主な出演作は、「ペギー・スーの結婚」(86)、「死の接吻」(95)、「ツイスター」(96)、「ハート・オブ・ウーマン」(00)、「キャスト・アウェイ」(00)、「ペイ・フォワード/可能の王国」(00)、「スコルピオンの恋まじない」(01)など。
配給会社
20世紀フォックス映画

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