タナカヒロシのすべて

(C)2005「タナカヒロシのすべて」製作委員会
カツラ工場に勤めるサラリーマンの田中宏は32歳独身。会社では同僚や上司との付き合いも断り、趣味も無く、恋人もいない。いつもお昼を買っているお弁当売り場の娘に笑顔で話し掛けられても無反応である。最近は会社の経営が悪化しており、給料もカットされてしまった。そんなある日、病気がちだった父親が急死。父親の会社の人事担当からは、父親の退職金は既に前払いで全額支払済みだといわれる。そこで、ローンの残る家を売り払い、新しい家を買った。散歩していた宏は、道端で怪しい男と出会い、“テルミンと俳句の会”という怪しいサークルに参加するようになる。それを機に俳句に興味を持ち始める。ところが、今度は母親がガンで亡くなってしまう。“テルミンと俳句の会”の飯島いう女といい感じになったけれど、彼女がレズビアンであることが発覚。そして宏は振られてしまった。そこへ追い討ちをかけるように、屋根修理やシロアリ駆除の詐欺にカモにされてしまい、財政難に見舞われる。仕方が無いので、父親が唯一残してくれた財産である家を売り、賃貸のアパートに引っ越すことになった。そこで猫のミヤコと暮らすが、ミヤコが病気になってしまう。ミヤコを入院させた帰り宏が会社に電話すると、上司から会社が倒産したと聞かされる。宏が途方にくれていると、いつも通っていた弁当売りの娘とばったり出会う。お互いの身の上話をしながら歩く二人、彼らがビルの建設現場に差し掛かったとき、急に頭上から鉄鋼が落下してきた。不幸続きの宏はどうなってしまうのか?
公開日
2005年5月14日(土)
監督
田中誠
脚本
田中誠
撮影
松本ヨシユキ
音楽
白井良明 クレイジーケンバンド
出演
鳥肌実 ユンソナ 加賀まりこ 高橋克実 宮迫博之 伊武雅刀 市川実和子 小島聖 西田尚美 矢沢心 日吉ミミ 南州太郎 小倉一郎 芦川誠 手塚とおる 昭和のいる 昭和こいる 鈴木みのる 三宅弘城 榊英雄 みのすけ 寺島進 上田耕一
製作年
2005
製作国
日本
上映時間
103
INTRODUCTION
工場に勤める32歳独身のタナカヒロシ。次々とツイてない出来事が彼の身に降りかかり、散々な毎日を過ごしている。そんな彼の悲惨な日常をコミカルに描いていた作品。不器用な主人公タナカヒロシを演じたのは、過激な発言の異能芸人、鳥肌実。本作品が初主演映画となるが、今までのイメージとは180度違うキャラクターを見事に演じている。共演にはユンソナ、宮迫博之、高橋克実といったTV等でも活躍する人気者のほか、加賀まり子が久々にスクリーンに登場するのも見もの。また伊武雅刀、市川実和子、小島聖他各シーンで登場する豪華カメオ陣も見所の一つとなっている。監督はこれが初監督作となり自ら脚本も手がけた田中誠。今の世相をユーモアを交えながら皮肉たっぷりに、どこか変な今の世の中を絶妙に描いている。音楽はムーンライダースの白井良明が担当。往年の昭和歌謡やクレイジーケンバンドの「シャリマール」がエンディング・テーマとなっている。
STORY
カツラ工場に勤めるサラリーマンの田中宏は32歳独身。会社では同僚や上司(高橋克実)との付き合いも断り、趣味も無く、恋人もいない。いつもお昼を買っているお弁当売り場の娘(ユンソナ)に笑顔で話し掛けられても無反応である。最近は会社の経営が悪化しており、給料もカットされてしまった。そんなある日、病気がちだった父親が急死。父親の会社の人事担当からは、父親の退職金は既に前払いで全額支払済みだといわれる。そこで、ローンの残る家を売り払い、新しい家を買った。散歩していた宏は、道端で怪しい男と出会い、“テルミンと俳句の会”という怪しいサークルに参加するようになる。それを機に俳句に興味を持ち始める。ところが、今度は母親がガンで亡くなってしまう。“テルミンと俳句の会”の飯島いう女といい感じになったけれど、彼女がレズビアンであることが発覚。そして宏は振られてしまった。そこへ追い討ちをかけるように、屋根修理やシロアリ駆除の詐欺にカモにされてしまい、財政難に見舞われる。仕方が無いので、父親が唯一残してくれた財産である家を売り、賃貸のアパートに引っ越すことになった。そこで猫のミヤコと暮らすが、ミヤコが病気になってしまう。ミヤコを入院させた帰り宏が会社に電話すると、上司から会社が倒産したと聞かされる。宏が途方にくれていると、いつも通っていた弁当売りの娘とばったり出会う。お互いの身の上話をしながら歩く二人、彼らがビルの建設現場に差し掛かったとき、急に頭上から鉄鋼が落下してきた。不幸続きの宏はどうなってしまうのか?
CASTING
●鳥肌実 95年より全国各地で演説会を行い若者たちにカリスマ的な人気を博す。主な映画出演作は『けものがれ俺らの猿と』(00)、『スペースポリス』(04)がある。 ●ユンソナ 1976年生まれ。韓国出身。01年「もう一度キス」(NHK)のヒロイン役に抜擢され日本でデビュー。主な出演作はドラマ「GOOD LUCK!!」、「ニコニコ日記」、『木更津キャッツアイ/日本シリーズ』(03)のナレーションを担当。 ●宮迫博之 1970年生まれ。大阪府出身。89年蛍原徹と”雨上がり決死隊”を結成。92年には第13回ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞。96年『岸和田少年愚連隊』で映画デビュー。『蛇イチゴ』(03)、『姑獲鳥の夏』(05)などに出演。 ●伊武雅刀 1949年生まれ。東京都出身。主な出演作は『太陽の帝国』(88)、『カンゾー先生』(98)、『突入せよ!『あさま山荘』事件』(02)、『陰陽師2』(03)、『ローレライ』(05)など。 ●市川実和子 1976年生まれ。東京都出身。97年「ラブ・ジェネレーション」でポスター出演によるドラマデビュー。『インザプール』(05)、『オペレッタ狸御殿』(05)に出演。 ●小島聖 1976年生まれ。東京都出身。99年『あつもの』で毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。主な映画出演作は『恋の門』(04)、『海猫』(04)、『インストール』(04)など。
配給会社
ファントム・フィルム

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