青いパパイヤの香り
(C)1993 LES PRODUCTION LAZENNEC
サイゴンに家に使用人として、10歳の少女ムイが雇われる。その家は、琵琶を弾く以外何もしない父と、布地屋を営み家計を支える母、社会人の長男チェン、中学生の次男ラム、小学生の三男坊ティンに祖母、そして年長の女中ティーがいる。ある日、外出することのなかった父が家の有り金を全部持って家を出て行ってしまった。ある夜遅く、帰宅した父が倒れているのをティーが発見する。父が亡くなり10年が経った。長男の嫁が来たため、ムイは暇を出された。母は自分の娘のために用意しておいた宝石とドレスを渡す。ムイは憧れていたクェンの家に雇われる。そして彼モダンな恋人よりムイに魅かれるようになる。パパイヤの香りと共に美しく成長したムイはクェンの子を身ごもり幸せに暮らす。