レッド・サイレン
12歳の少女アリスは、1枚のDVDを持って警察に現れた。自分の母親のエバ(フランセス・バーバー)がメイドを殺し、その殺害映像がDVDの中に収められているという。アニータ警部補が、その映像を見ると、そこには残虐な殺人シーンが映し出されていた。アニータの上司は、証拠がないかぎり深入りするなと釘をさす。母親のエバは多くの会社を持つ大富豪で、政界や役人にも深いつながりがあり、武器商人でもあった。アニータはエバの家を家宅捜査するが、それがエバに知られる。そして、彼女はアリスを引き取りに警察へ現れるのだ。警察に保護されると思っていたアリスは母親に連れ戻されるのを恐れて、スキを見て逃げ出してしまう。アリスはヒューゴー(ジャン=マルク・バール)の車に身を隠した。彼は反ファシストの元傭兵であり、戦争の時に誤って8歳の子供を射殺したことで心に大きな傷を残していた。そのため、必死に助けを求めるアリスを連れ、傭兵仲間のビターリ(ヴァーノン・ドブチェフ)から援助を受けて町を出る。アリスが3年前に生き別れとなっている父トラビス(ヨハン・レイセン)がいるポリトガルへ向かった。アリスを取り逃したエバは、ボンド大佐(カルロ・ブラント)率いる殺し屋たちを使い、アリスを追わせる。アリスはポルトガルに到着し、父親の葉書の住所に向かう。だが、そこには殺し屋が待ち受けていた。ヒューゴーが敵を一撃で倒した。一方、ポルトガルへ着いたアニータは、休むためにホテルに入る。しかし、そのホテルにはアリスとヒューゴーもチェックインしており、彼らを狙うボンド大佐の殺し屋一味がそこを急襲するのだった。執拗に追ってくる殺し屋たちから、アリスは逃れることができるのだろうか。
- 公開日
- 2003年10月4日(土)
- 監督
- オリヴィエ・メガトン
- 撮影
- ドゥニ・ルーダン
- 音楽
- ニコラス・ビキアロ
- 出演
- ジャン=マルク・バール アーシア・アルジェント フランシス・バーバー アレクサンドラ・ネグラオ アンドリュー・ティアナン エドュアルド・モントート ヴァーノン・ドブチェフ ヨハン・レイゼン ジャン=クリストフ・ブヴェ カルロ・ブラント フランソワ・レヴァンタル
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 仏
- 原題
- THE RED SIREN
- 上映時間
- 118
- INTRODUCTION
- 本作はモーリス・G・ダンテックの小説“LA SIRENE ROUGE”を映画化した、サスペンス&アクション。12歳の少女が母親の犯罪を警察の密告したことから、執拗に母親に追われ逃避行をする。、そして心に傷を持つ元傭兵との旅と、母と娘のあまりにも残酷な関係を描いている。監督はリュック・ベツソン提供の『EXlT イグジット』で鮮烈な長編デビューを飾ったオリヴィエ・メガトン。7年の年月をかけて作品を完成させた。人間のやさしさと残酷さを彼独特の映像感覚の中に見事に描き出しているのだ。主演には、『グラン・ブルー』のジャン=マルク・バール。イタリアを代表する若手女優『トリプルX』のアーシア・アルジェント、今回映画初出演ながら重要な役で抜擢されたポルトガル出身のラッキーガール、アレクサンドラ・ネグラオ、イギリスで活躍する個性派女優で今回強烈な母親を演じた『スティル・クレイジー』のフランセス・バーバー『ファム・ファタール』のエドゥアール・モントウートと、ヨーロッパの各国から選ばれた俳優たちが共演している。本作はフランス映画ながら全編英語で収録。世界的なマーケットを狙ったユーロ・ムービーである。
- STORY
- 12歳の少女アリス(アレクサンドラ・ネグラオ)は、1枚のDVDを持って警察に現れた。自分の母親のエバ(フランセス・バーバー)がメイドを殺し、その殺害映像がDVDの中に収められているという。アニータ警部補(アーシア・アルジェント)が、その映像を見ると、そこには残虐な殺人シーンが映し出されていた。アニータの上司は、証拠がないかぎり深入りするなと釘をさす。母親のエバは多くの会社を持つ大富豪で、政界や役人にも深いつながりがあり、武器商人でもあった。アニータはエバの家を家宅捜査するが、それがエバに知られる。そして、彼女はアリスを引き取りに警察へ現れるのだ。警察に保護されると思っていたアリスは母親に連れ戻されるのを恐れて、スキを見て逃げ出してしまう。アリスはヒューゴー(ジャン=マルク・バール)の車に身を隠した。彼は反ファシストの元傭兵であり、戦争の時に誤って8歳の子供を射殺したことで心に大きな傷を残していた。そのため、必死に助けを求めるアリスを連れ、傭兵仲間のビターリ(ヴァーノン・ドブチェフ)から援助を受けて町を出る。アリスが3年前に生き別れとなっている父トラビス(ヨハン・レイセン)がいるポリトガルへ向かった。アリスを取り逃したエバは、ボンド大佐(カルロ・ブラント)率いる殺し屋たちを使い、アリスを追わせる。アリスはポルトガルに到着し、父親の葉書の住所に向かう。だが、そこには殺し屋が待ち受けていた。ヒューゴーが敵を一撃で倒した。一方、ポルトガルへ着いたアニータは、休むためにホテルに入る。しかし、そのホテルにはアリスとヒューゴーもチェックインしており、彼らを狙うボンド大佐の殺し屋一味がそこを急襲するのだった。執拗に追ってくる殺し屋たちから、アリスは逃れることができるのだろうか。
- CASTING
- ●アレクサンドラ・ネグラオ ポルトガルに住むフランス人の彼女は、オリヴィエ・メガトン監督が『レッド・サイレン』のクランクイン直前に偶然発見した。本作品で映画デビューを飾り、その美少女ぶりから今後が活躍できると各方面から大きな期待を集める新人女優である。 ●マルク・バール 1960年9月27日生まれ。ドイツのビトブルグ出身。85年にリチャード・ギア主演の『キング・ダビデ/愛と闘いの伝説』で映画デビュー。主な出演作は、『グラン・ブルー』(88)、『ヨーロッパ』(91)、『奇跡の海』(96)、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00)など。99年に『ラヴァーズ』で監督デビューを飾っている。 ●アーシア・アルジェント 1975年9月20日生まれ。イタリアのローマ出身。9歳の時に『Sogni e Bisgni』で女優デビュー。93年『Perdiamoci di Vista!』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀主演女優賞を獲得。主な出演作は、『王妃マルゴ』(94)、『トリプルX』(02)、『デモンズ3』『赤いシュート』(89)『トラウマ 鮮血の叫び』(92)『スタンダールシンドローム』『雨上がりの駅で』(96)『Bモンキー』(98)など。00年に自伝的作品『スカーレット・ディーバ』で長編監督デビューを果たす。 ●フランセス・バーバー 1958年5月13日生まれ。イギリス出身。グラスコー・シチズン・カンパニーで「Desperado Corner」など数多くの舞台に立つ。84年にはオリヴィエ賞を受賞。主な出演作は、『漂流者 2人だけの島』『サミー&ロージィ それぞれの不倫』『プリック・アップ』(87)『ヤング・ソウル・レベルズ』(91)『スティル・クレイジー』(98)『エスター・カーン めざめの時』(00)がある。
- 映倫
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