ビタースウィート

カティは17歳。しつけに厳しい両親は、派手な服装で夜遊びするカティを叱りつける。そんな保守的な家庭で育った。カティの幼い頃からの親友であるステフィは、リッチな家庭のひとりっ子。口喧嘩が絶えないカティの両親と違って、ステフィの両親は自由奔放。二人は同じ学校に通うクラスメイトだ。カティの元BFのヨヒェンは、最近ブロンドでかわいいイヴォンヌとの仲を噂されている。ステフィとカルロスとの交際は1年以上になる。彼は、バンド・ミュージシャンでクラスメイト。カティもステディな彼がほしいが、いつも短期間で別れてしまうのがパターンだ。ある夜、カティとステフィは行きつけの店で、クラウスとジャニと出会う。4人は一緒に店を出た後、ベルリンのトレンディなクラブへ向かう。そこで彼女たちが目撃したのは、人目もはばからずイチャついている、ステフィの父親と彼の同僚であるジャネットだった。ショックに呆然とするステフィ。店を出た後、店先で嘔吐しながら、彼女は復讐を胸に誓うのだった。父親の愛人の娘、テッサがボーカリストをめざしていることを知ったステフィは、ボーカルを探していたカルロスに紹介する。テッサがオーディションで失敗して大恥をかくことを予想しての計画だったが、カルロスは、テッサの素晴らしい歌声に惹かれてしまう。嫉妬心と憎しみをさらに募らせたステフィは、最後の切り札を使う。それは以前、クラスメイトがくれたポルノ業界のプロデューサーの連絡先だった。この復讐計画は、予想をはるかに超えて、悲劇へと発展していく。
公開日
2003年9月13日(土)
監督
マリア・フォン・ヘランド
脚本
マリア・フォン・ヘランド
撮影
ロマン・オーシン
音楽
ニクラス・フリスク アンドレアス・マティッソン
出演
アンナ・マリア・ミューエ カロリーネ・ヘルフルト ジョセフィン・ドメス ダヴィット・ヴィンター ティルベルト・シュトラール=シェファー シュテファン・クルト ニナ・ペトリ ガブリエラ・マリア・シュマイデ マティアス・ブラントゥ テレサ・ハルデール
製作年
2002
製作国
独=米
原題
BIG GIRLS DON'T CRY
上映時間
91
INTRODUCTION
17歳のカティとステフィ、思春期の二人の少女のヴィヴィッドな青春を描いた『ビタースウィート』。監督・脚本は、短篇映画『Real Men Eat Meat』で数々の国際的な賞を受賞した注目の女性監督、マリア・フォン・ヘランドだ。本作の製作にあたり、大勢のティーンエイジャーと実際に会って話をし、それを参考に複雑でリアルな登場人物を創り出すことに成功している。本作が初の長編映画ではあるが、現代の若者の不安定さ、夢、欲望をスクリーンに見事に映し出している。カティ役を演じるのは、偶然、監督にキャスティングされたアンナ・マリア・ミューエ。この作品がスクリーン・デビューとなる。ステフィ役には、2001年の『ガールズ☆ガールズ』に出演した若手女優カロリーネ・ヘルフルトが選ばれた。彼女たちのセクシー&キュートなファッション、モダンでシックなインテリアなどを見るのも面白い。音楽担当はスウェーデン出身のミュージシャン、ニクラス・フリスクとアンドレアス・マットソン。アトミック・スウィングやカーディガンズ。懐かしくてせつないムード漂う楽曲がいっぱいだ。
STORY
カティは17歳。しつけに厳しい両親は、派手な服装で夜遊びするカティを叱りつける。そんな保守的な家庭で育った。カティの幼い頃からの親友であるステフィは、リッチな家庭のひとりっ子。口喧嘩が絶えないカティの両親と違って、ステフィの両親は自由奔放。二人は同じ学校に通うクラスメイトだ。カティの元BFのヨヒェンは、最近ブロンドでかわいいイヴォンヌとの仲を噂されている。ステフィとカルロスとの交際は1年以上になる。彼は、バンド・ミュージシャンでクラスメイト。カティもステディな彼がほしいが、いつも短期間で別れてしまうのがパターンだ。ある夜、カティとステフィは行きつけの店で、クラウスとジャニと出会う。4人は一緒に店を出た後、ベルリンのトレンディなクラブへ向かう。そこで彼女たちが目撃したのは、人目もはばからずイチャついている、ステフィの父親と彼の同僚であるジャネットだった。ショックに呆然とするステフィ。店を出た後、店先で嘔吐しながら、彼女は復讐を胸に誓うのだった。父親の愛人の娘、テッサがボーカリストをめざしていることを知ったステフィは、ボーカルを探していたカルロスに紹介する。テッサがオーディションで失敗して大恥をかくことを予想しての計画だったが、カルロスは、テッサの素晴らしい歌声に惹かれてしまう。嫉妬心と憎しみをさらに募らせたステフィは、最後の切り札を使う。それは以前、クラスメイトがくれたポルノ業界のプロデューサーの連絡先だった。この復讐計画は、予想をはるかに超えて、悲劇へと発展していく。
CASTING
●アンナ・マリア・ミューエ アメリカンダイナーで女友達と一緒にいるところを、マリア・フォン・ヘランド監督にスカウトされた。17歳にして本作で映画初出演。現在は新作「Liebe in Gedanken」に向けて準備中である。 ●カロリーネ・ヘルフルト 984年、ベルリン生まれ。'95年のテレビ映画でデビューし、2000年に映画『Crazy』に出演。2001年は日本でも公開された『ガールズ☆ガールズ』に出演。 ●ジョセフィン・ドメス 1981年、プレンツラウ生まれ。バンド“ドリフトウッド”を組み、ベルリンの数々のクラブでライブ活動を行う。 ●ダビット・ヴィンター 1979年生まれ。12歳のときに、シアタービューネでの『Auf Wiedersehenn』に主演。他の出演作に2000年『Engel and Joe』や『180℃』など。 ●ティルベルト・シュトラール=シェファー 2000年の短篇映画『Moianacht』(シュテファン・ヘリング監督)に出演。2001年秋、ザルツブルク・ステイト劇場でシェイクスピアの『お気に召すまま』に出演。 ●シュテファン・クルト 1959年、スイスのベルン生まれ。ハンブルグのタリア劇場で『リチャード三世』や『オセロ』など多くの古典劇に出演。 ●ニナ・ベトリ 1963年、ハンブルグ生まれ。'94年のトム・ティクヴァ初監督作品『Die todliche Maria』で初主演を果たす。 ●ガブリエラ・マリア・シュマイデ ベルリン劇団に所属して数々の舞台で活躍。2002年のベルリン・フィルム・フェスティバルで銀熊賞を受賞した『Halbe Treppe』に出演した。 ●マティアス・ブラントゥ 東ドイツの前首相ウィリー・ブランドの息子。'93年のアネリ・ルンゲ監督『Barmherzige Schwestern』で映画デビュー。以後、数々のテレビシリーズで活躍中。 ●テレサ・ハルデール 87年のヴィム・ヴェンダース監督の代表作『ベルリン・天使の詩』で映画初出演。。他の出演作に'93年『Justiz』や'97年『Mendel』など。
映倫
110
配給会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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