フォーン・ブース

(C)2003 TWENTIETH CENTURY FOX
ニューヨーク、8番街53丁目にあるフォーン・ブース。多発する犯罪のために取り壊される運命にあるこの公衆電話の最後の利用者はスチュ・シェパードになったのだった。彼は、自称一流のパブリシストで、ケータイ片手に次々とクライアントや関係各社に電話をかけまくり、舌で相手を丸めこんでは契約を成立させるのが仕事だ。スチュは新進女優パメラにフォーン・ブースから電話をかけ、話を終えて受話器を置いて外にでると、電話のベルが鳴り始めた。出ると「オレに従え!」と命令された。謎の発信者はなぜかスチュの私生活を知り尽くしていた。上辺だけ大物を気取って、嘘で世間を欺いていること。貞淑で美しい妻ケリー(ラダ・ミッチェル)がいながら、独身と偽ってパメラを狙っていること。ケータイの履歴が妻にバレないようにパメラヘかけるときだけは公衆電話を利用していることなど。発信者は真実を告白するようスチュを脅迫する。ブースの外では長電話に苛立った娼婦たちがわめき始めていた。発信者は「電話を切ったら殺す」と言う。そのとき、娼婦たちに呼ばれた用心棒が現れてスチュと口論になり、発信者のライフルから銃弾が発射される。そこに警察の一隊が到着する。交渉に当たったレイミー警部はスチュにブースから出るよう説得するが、発信者は電話を切ったり、自分の犯行だとバラせば命はないと脅す。スチュは発信者に命令されるまま警察に暴言を吐き、警察は電話の盗聴や相手の逆探知を試みるが妨害電波のために失敗する。やがて、ケリーとパメラも現場に現れた。警部もスチュの機転で発信者の存在に気づく。スチュと発信者の死のゲームは、さらに危険なステージヘとレベルアップしていった。
公開日
2003年11月22日(土)
監督
ジョエル・シュマッカー
脚本
ラリー・コーエン テッド・カーディラ
撮影
マシュー・リバティック
音楽
ハリー・グレッグソン=ウィリアムス
出演
コリン・ファレル フォレスト・ウィテカー ケイティ・ホームズ ラダ・ミッチェル キーファー・サザーランド ポーラ・ジャイ・パーカー ジョン・イーノス三世 リチャード・T・ジョーンズ
製作年
2002
製作国
原題
PHONE BOOTH
上映時間
81
INTRODUCTION
鳴り響く公衆電話のベル。反射的に受話器に手を伸ばしてしまったスチュ・シェパードは、「電話を切ったら命はないぞ」と彼に理不尽な警告を浴びせられた。要求は妻と恋人に真実を告白して謝罪しろと強要するのだった。彼は閉じ込められているその電話ボックスから脱出することができるのだろうか!?本作は”電話ボックスの中だけで展開する映画”という独創的なアイデアを脚本家ラリー・コーエンが考え、コリン・ファレル&ジョエル・シューマカー監督という「タイガーランド」のコンビによって実現された。主人公スチュを演じるのは、「タイガーランド」(00)でハリウッドに新風を吹き込む、「マイノリティ・リポート」(02)、「デアデビル」(03)でスターに立ったコリン・ファレル。スチュを恐怖のどん底につき落とす電話の“発信者”役は「ロストボーイ」(87)、「フラットライナーズ」(90)のキーファー・サザーランド。また、タフで心優しいレイミー警部には、「バード」(88)でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞し、「パニック・ルーム」(02)などでの演技が光るフォレスト・ウィティカー。妻ケリーには「ハイ・アート」(98)、「ピッチブラック」(00)のラダ・ミッチェル。新進女優のパメラには「鬼教師ミセス・ディングル」(99)、「ギフト」(00)などのケイティ・ホームズが起用された。「タイガーランド」でドキュメンタリーを思わせる臨場感を見せた撮影監督マシュー・リバティックとプロダクション・デザイナーのアンドリュー・ローズが、今回もタイムズスクエアを緊迫した“舞台”に作り変え、ダイナミックかつ流麗な映像を生み出している。
STORY
ニューヨーク、8番街53丁目にあるフォーン・ブース。多発する犯罪のために取り壊される運命にあるこの公衆電話の最後の利用者はスチュ・シェパード(コリン・ファレル)になったのだった。彼は、自称一流のパブリシストで、ケータイ片手に次々とクライアントや関係各社に電話をかけまくり、舌で相手を丸めこんでは契約を成立させるのが仕事だ。スチュは新進女優パメラ(ケイティ・ホームズ)にフォーン・ブースから電話をかけ、話を終えて受話器を置いて外にでると、電話のベルが鳴り始めた。出ると「オレに従え!」と命令された。謎の発信者はなぜかスチュの私生活を知り尽くしていた。上辺だけ大物を気取って、嘘で世間を欺いていること。貞淑で美しい妻ケリー(ラダ・ミッチェル)がいながら、独身と偽ってパメラを狙っていること。ケータイの履歴が妻にバレないようにパメラヘかけるときだけは公衆電話を利用していることなど。発信者は真実を告白するようスチュを脅迫する。ブースの外では長電話に苛立った娼婦たちがわめき始めていた。発信者は「電話を切ったら殺す」と言う。そのとき、娼婦たちに呼ばれた用心棒が現れてスチュと口論になり、発信者のライフルから銃弾が発射される。そこに警察の一隊が到着する。交渉に当たったレイミー警部(フォレスト・ウィティカー)はスチュにブースから出るよう説得するが、発信者は電話を切ったり、自分の犯行だとバラせば命はないと脅す。スチュは発信者に命令されるまま警察に暴言を吐き、警察は電話の盗聴や相手の逆探知を試みるが妨害電波のために失敗する。やがて、ケリーとパメラも現場に現れた。警部もスチュの機転で発信者の存在に気づく。スチュと発信者の死のゲームは、さらに危険なステージヘとレベルアップしていった。
CASTING
●コリン・ファレル(スチュ・シェパード) 76年、アイルランド出身。演劇学校に進学し、卒業前に数本のテレビシリーズに出演。98年、「素肌の涙」で映画デビュー。 「タイガーランド」(00)でボストン映画批評家協会主演男優賞を受賞。主な出演作は、「私が愛したギャングスター」(99)、「アメリカン・アウトロー」(01)、「ジャスティス」(01)、「マイノリティ・リポート」(02)、「デアデビル」(03)、「S.W.A.T」(03)「The Recruit」(03)など。 ●ケイティ・ホームズ(パメラ・マクファデン) 78年、オハイオ州トレド出身。98年、大ヒット中のテレビ・シリーズ『ドーソンズ・クリーク』のジョーイ役を射止めた。主な出演作は「アイス・ストーム」(97) 、「go」(99) 、「鬼教師ミセス・ティングル」(99)、「ワンダー・ボーイズ」(00) 、「ギフト」(00)など。 ●フォレスト・ウィティカー(レイミー警部) 61年、テキサス生まれ。88年、クリント・イーストウッド監督の「バード」でカンヌ映画祭の男優賞を受賞。主な出演作は「初体験/リッジモント・ハイ」(82) 、「ハスラー2」(86) 、「プラトーン」(86)、「グッドモーニング・ベトナム」(88) 、「クライング・ゲーム」(92)、「スピーシーズ/種の起源」(95) 、「スモーク」(95) 、「フェノミナン」(96)、「ゴースト・ドッグ」(99)、「パニック・ルーム」(02)など。 ●ラダ・ミッチェル(ケリー・シェパード) 73年、オーストラリア、メルボルン出身。主な出演作は、2000年のサンダンス映画祭でプレミア上映された「Everything Put Together」(00) をはじめ、「ラヴ&カタストロフィ」(96)、「ハイ・アート」(98)、「ピッチブラック」(00) など
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