羅生門
(C)KADOKAWA 1950
平安時代―。土砂降りの雨に煙る羅生門の廃墟で、旅法師と杣売りが、居合わせた下人の問いに答え、不思議な話を語り始める。都で名高い盗賊が森の中で侍の夫婦を襲い、妻を犯し、夫を殺した。事件は検非違使によって調査されることとなるが、盗賊と妻の証言は真っ向から対立する。霊媒師によって夫の霊を呼び出し証言を得るが、その言葉もまた、二人の証言とは全く異なっていた…。
1951年のヴェネチア国際映画祭でサン・マルコ金獅子賞、米アカデミー賞で名誉賞(最優秀外国語映画)を受賞。