社長太平記
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シリーズ第6作。
婦人下着メーカー“錨商事”は大資本をバックにした関西の“さくら商会”の東京進出迎撃に社運をかけた。決戦は大福アパートへいずれかの製品を納入するかにかかっていた。大森専務自ら出馬、大福アパート仕入課長間氏と会う事になった。間は無類の女好き、商談そっちのけで牧田社長の女である料亭の女将お桂に色目し、バー“熊ん蜂”へ行けばこれまた牧田が惚れているマダムのくま子に手を出す始末、焼もちをやいた牧田のために商談は目茶苦茶にされてしまった。大森は三十五歳にもなっているが未だ独身である。彼は庶務課長朝日奈の娘てつ子が好きだった。