俳優志望の斉藤乃愛は、かつて映画監督から受けた性暴力の被害者だったが、過去の自分のトラウマを誰にも話せずにいた。乃愛は、性暴力やDV、ハラスメント被害を受けた女性たちを救済するためのシェアハウス「ブルーイマジン」に入居する。巣鴨三千代が相談役を務める「ブルーイマジン」は、住人たち皆が心の傷みを知っている場所だった。
乃愛は、親友の佳代、俳優志望の凛、兄で人権派弁護士の俊太、フィリピンからやってきたジェシカら、「ブルーイマジン」に集う個性あふれる面々との交流を通じて、初めて自身の心の傷と向き合えるようになっていく。やがて乃愛は、「ブルーイマジン」の人々との連帯を深め、さまざまな葛藤を積み重ねながら、勇気をふりしぼって“声をあげるための行動”を起こす決意をする――。
一方そのころ、佳代と音楽ユニットを組んでいる「ブルーイマジン」の住人・友梨奈はある晩、自らの葛藤を込めた自作の歌詞を、ひとり口ずさむのだった。彼女たちにかすかな希望の灯りがある未来は、やってくるのだろうか――?
■公式サイト
ブルーイマジン
(C)Blue Imagine Film Partners
2024年3月16日(土)公開