どの子にも、感情、知性、人間関係のいずれの面でも自由な子どもに育ってほしいという掘真一郎学園長の願いから、1992年、和歌山県橋本市に「学校法人 きのくに子どもの村学園」を設立。現在は全国で5校に上っている。ここにあるのは、教育の原点、「本来あるべき普通の学校」の姿。自己決定・個性化・探求学習という3つの原則を大切している本学園は、テストも宿題も通知表もない。文部科学省が出した2020年度の新学習指導要領で重要視している“探求学習”を30年も前から実践している学校だ。子どもの村学園は私立だが、“自由な公立学校”も存在する。60年以上成績通知表がない「総合学習」を続ける伊那市立伊那小学校。校則、定期テストをやめた世田谷区立桜丘中学校。公立、私立を含めた“公教育のミライ”を考えるドキュメンタリー映画である。
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夢みる小学校
(c)まほろばスタジオ
2022年2月4日(金)公開