神楽鈴の鳴るとき
2018年12月1日(土)公開
フルート奏者の鏡子と剣はオシドリ演奏家夫婦として知られていたが、不妊をめぐる剣の一言が原因で、離婚の危機を迎えていた。そんなとき、義理の父から、事故で両親を亡くした姪っ子の鈴を、養子に迎えて欲しいと頼まれる。 鈴は、両親が健在であることが条件の、千年の伝統を持つ河口の稚児舞の舞手であった。稚児舞は続けたいが、新しい両親に抵抗がある鈴。夫とは和解したくないが、鈴のことが気になっていく鏡子。ともに自分でコントロールできない「命」というものに向き合う二人の関係は・・