ラ・ポワント・クールト出身の若い男が駅で妻を待っている。彼女はパリ出身だ。4年続いた二人の結婚生活は危機を迎えていた。お互いの関係や愛とは何かについて二人が議論するのと平行して、周囲では様々な人々の人生が繰り広げられていく。貧しい漁師たちは衛生上の問題によって国から禁止されている漁によって生計を立てようとし、一方幼い子供は原因不明の病気によって命を失う。
ゴダールの『勝手にしやがれ』よりも5年、トリュフォーの『大人は判ってくれない』よりも4 年も早く製作された、「ヌーヴェルヴァーグはここから始まった」と言っても過言ではない伝説的作品。
ラ・ポワント・クールト
(C) 1994 AGNES VARDA ET ENFANTS