『エルヴィス』(22)、『デューン 砂の惑星 PART2』(24)などのオースティン・バトラーと、『最後の決闘裁判』(21)のジョディ・カマー、そして『マッドマックス 怒りのデスロード』(15)、『ヴェノム』シリーズで知られるトム・ハーディら、ハリウッドの豪華スター陣が初共演を果たし、『テイク・シェルター』(11)、『ラビング 愛という名前のふたり』(16)のジェフ・ニコルズが監督・脚本を務めた『ザ・バイクライダーズ』より、本予告映像と本ポスタービジュアルが到着した。
1965年アメリカ・シカゴ。不良とは無縁の生活を送っていたキャシー(ジョディ・カマー)が、出会いから5週間で結婚を決めた男は、喧嘩っ早くて無口なバイク乗りベニー(オースティン・バトラー)だった。地元の荒くれ者たちを仕切るジョニー(トム・ハーディ)の側近でありながら、群れを嫌い、狂気的な一面を持つベニーの存在は異彩を放っていた。バイカ―が集まるジョニーの一味は、やがて“ヴァンダルズ”という名のモーターサイクルクラブへと発展するが、クラブの噂は瞬く間に広がり、各所に支部が立ち上がるほど急激な拡大を遂げていく。その結果、クラブ内は治安悪化に陥り、敵対クラブとの抗争が勃発。ジョニーは、自分が立ち上げたクラブがコントロール不能な状態であることに苦悩していた。一方、バイクと暴力に明け暮れるベニーの危うさにキャシーは不安を抱え、ベニーは自分を束縛しようとするキャシーとの将来に葛藤していた。そんななか、暴走が止まらない“ヴァンダルズ”で最悪の事態が起こってしまう――。
■『ザ・バイクライダーズ』予告編
映像は、バイクのエンジンを轟音で響かせたベニーが、興奮とともに荒野を疾走する様子から始まる。「ゼロから築いた、チームが家族だ」―その後続くのは、ジョニーが作り上げたバイクを愛するアウトローたちが集うモーターサイクルクラブ<ヴァンダルズ>の固い結束の様子、そして「5週間で結婚した」と振り返る、ベニーとキャシーの運命の出会いのシーン。ヴァンダルズメンバーの証<チームの紋章入りジャケット>を「脱がせたけりゃ、俺を殺せ」と言い放つベニーの忠誠心を体現するかのように、ジョニーのリーダーシップのもと、破天荒ながらも共に熱い日々を過ごすチームだったが、やがて<バイク乗りたちの黄金時代>は少しずつ綻んでいくー。男たちの自由と破滅の軌跡を切り取った、溢れ出る高揚感が抗いがたい予告となっている。「あんたがモメてたから、それだけさ」「お前と俺だしな」―ジョニーとベニーが見せる、バディ感も必見!
本ポスターは、自らの命に変えても守ろうとしたヴァンダルズのチームジャケットを着用、愛車とともに佇むベニーの姿を捉えたもの。「駆け抜けた、儚い永遠」と添えられたキャッチコピーを映し出すかのような、どこまでも広がる青空と荒野も印象的なビジュアルとなっている。
11月29日(金)TOHOシネマズ シャンテ、ホワイトシネクイント他 全国ロードショー