本日より公開ジェシー・アイゼンバーグ初監督作品『僕らの世界が交わるまで』より、日本にも熱量の高いファンを多く抱えるフィンのワンショットインタビュー映像が解禁された。
2022年サンダンス映画祭でのワールドプレミア上映を経て、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出された本作は、『ソーシャル・ネットワーク』(10)でアカデミー賞Ⓡ主演男優賞にノミネートされた経歴を持つ俳優、ジェシー・アイゼンバーグの初長編監督作品。
DVシェルターを運営し社会奉仕に身を捧げる母エヴリンと、2万人のフォロワーを抱え、稼ぐことに一生懸命なオンラインミュージシャンの息子ジギー。正反対な親子のすれ違い、ぶつかり合いを描く本作で、ジギーを演じたのは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などに出演する人気若手俳優フィン・ウォルフハード。フィンはジギーについて、「『期待に応えるパフォーマンスをしなきゃ』という焦りや人との繋がりをいつも求めているところ」に自身との共通点があったという。「ジギーは傷ついた悲しい人だけど天狗なところもある。そういう対照性を演じるのが楽しかった」とジギーの内面のアンバランスさに面白さを感じていたというフィンは、「心の底からこんなに思いを馳せる役は初めて」だと語る。
■『僕らの世界が交わるまで』フィン・ウォルフハード インタビュー映像
「僕は子役の頃から仕事をしているけれど、演技に対する観念はだいぶ変わってきた。前は楽しいが全てだったけど、様々な責任が伴うとわかった。この映画は、俳優としても人間としても大人になるきっかけになった。こういうところもジギーと重なって情熱を注げた」と俳優としての経験を積んだ達成感を明かした。
さらに、本作が長編監督デビュー作品となったジェシー・アイゼンバーグ監督との仕事については、素晴らしい経験だと話す。本作のもととなったラジオドラマでもジェシー監督とともに仕事をしたフィンは、ジェシー監督を友達のように感じられたという。「僕たちは不安症で緊張しがちで、人の心理や在り方について話すのが好き。似たところが多い」
監督としての手腕についても、「共感力があり、俳優経験が豊富だから俳優との接し方がわかっている。出演できてラッキーだった」と評し、出演への喜びをあらわにした。
さらに宇垣美里、よしひろまさみち、RaMuの3名より応援コメントが到着した!若いジギーの自信と実力のアンバランスさ、若さゆえの勢いのよさに悶える声が届いている。
◆宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)
言葉は噛み合わず、すれ違ってばかりの母子。
なのに他者を妙に神格化し、独りよがりに暴走する二人の様子は、あまりにそっくりで思わず笑ってしまうほど。
透けて見える自意識って超イタい!
でもそんな愚かな彼らが妙に愛しくて。
鑑賞後、身近な誰かをぎゅっと抱きしめたくなりました。
◆よしひろまさみち(映画ライター)
自己愛が強すぎて、肝心なものを見落とす青春時代。名声と影響力は必ずしも比例しないのに、根拠のない自信と勢いだけで猪突猛進しちゃう。可愛くもあり憎らしいあのころを思い出さずにいられなくなる。
◆RaMu(タレント/YouTuber・シネマンション)
分かり合えず、すれ違う母と息子。お互いの性格が似すぎているが故にぶつかる様は、見ているこちらからするととても滑稽!もう、パパの気持ちを考えてあげて!!
血筋は争えないとはまさにこのことだよなぁ。
1月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国公開!